コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。
実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「キャラクターデザイナーはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのキャラクターデザイナーとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスのキャラクターデザイナーになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は人気職種であるキャラクターデザイナーに焦点を当て、フリーランスのキャラクターデザイナーの実情を詳しく解説します。
具体的にはキャラクターデザイナーの種類、キャラクターデザイナーの仕事内容、フリーランスのキャラクターデザイナーの単価相場、キャラクターデザイナーのリモートワーク案件・求人事情、キャラクターデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスのキャラクターデザイナーの必要スキル、未経験でのフリーランスのキャラクターデザイナー事情、フリーランスのキャラクターデザイナーの資格、キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人獲得方法、キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスのキャラクターデザイナーを今後検討している方
・キャラクターデザイナーやIT/Web業界に興味/関心がある方
・フリーランスのキャラクターデザイナーの案件・求人事情を知りたい方
・キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスのキャラクターデザイナーの市場動向や将来性を知りたい方
キャラクターデザイナーとは
この章ではキャラクターデザイナーについて解説します。
キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメ、紙媒体など様々な分野でキャラクターをデザインするクリエイティブ職業です。
キャラクターデザイナーの仕事内容は、オリジナルのキャラクターを一から作成したり、原作の世界観をもとに衣装や髪型などの外見をデザインしたりします。
最近は企業広告やCMなどでもキャラクターを使った宣伝手法が採用されています。キャラクターデザイナーの活躍の場は、エンタメ業界以外にも年々拡大していると言えるでしょう。
美術系大学やアニメデザイン専門学校などで、基礎的な知識と技術を身につけ、ゲーム会社、アニメプロダクションなどへ就職したり、フリーランスとし独立する方もいます。
キャラクターデザイナーとイラストレーターの違い
よく混同されることが多いのはキャラクターデザイナーとイラストレーターについてです。
どちらもほとんど同じ職種であると思っている方も多いかと思います。
キャラクターデザイナーとイラストレーターの違いを簡単に解説します。
イラストレーターは、基本的にディレクターやプランナーなどから指示を受け、決められた仕様に沿ってキャラクターを描く仕事です。
キャラクターデザイナーとイラストレーターは、どちらもキャラクターを描く仕事ですがキャラクターを一から生み出したり、想像力を働かせてデザインする点などが異なるため、デザインの自由度に違いがあります。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。 実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「イラストレーターはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのイラストレーターとして案[…]
キャラクターデザイナーの仕事内容
この章ではキャラクターデザイナーの仕事内容を解説します。
キャラクターデザイナーはどのような流れで仕事が進んでいくのかをしっかり理解しましょう。
打ち合わせ
キャラクターデザイナーの仕事内容として打ち合わせを行います。
クライアントからの企画案や指揮しているアートディレクターからのコンセプトをもとに、キャラクターを書き出します。
企画段階でキャラクターの概要が決定している場合や、一からキャラクターを考えていくこともあります。
キャラクターが決まっている場合、人物なら顔や髪型、服装などのビジュアルはもちろん、雰囲気やポジションなども参考にしながらラフスケッチを作成します。ゲームやアニメなど動かすことが前提の場合は、場面ごとのポーズや表情に配慮しながら多数のアングルを作成します。
より深くキャラクターイメージを創り出すために、企画立案の段階からプロジェクトや打ち合わせに出ることもあります。
キャラクターのラフ制作
キャラクターデザイナーの仕事内容として企画書のキャラクター設定に基づいて、キャラクターのラフ制作を行います。
様々な場面で使用されることを考慮し、キャラクターのポーズなどを変えて複数のイラストを作成していきます。
ラフデザインが完成したら、作成したラフスケッチが企画案に沿っているかクライアントやアートディレクターにチェックしてもらいます。
すぐに修正ができるようであれば書き足しなどを行いキャラクターを決定していきます。
ラフ制作はクライアントのOKが出るまで何度もラフデザインを練り直すこともあります。
キャラクターの仕上げ
キャラクターデザイナーの仕事内容としてキャラクターの仕上げを行います。
ラフ制作が問題なければ、まず清書に移ります。
キャラクターの衣装から武器などの小道具まで細部のアイテムを考え、キャラクターイメージを作りあげます。
その後、画像編集ソフトやイラストソフトなどを使用して配色などを行います。
ゲーム制作では3DCGを活用して立体的に書き出すこともあります。実際にパソコン上で描くとキャラクターの雰囲気や色合いが異なることもあるため、クライアントに再度確認してもらいます。
フリーランスのキャラクターデザイナーの単価相場
この章ではキャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
キャラクターデザイナー | 56.7万円 | 55万円 | 95万円 | 25万円 |
(参照:キャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人の平均単価は56.7万円です。最低単価25万円〜最高単価95万円まで幅広くあることがわかりました。
キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、680万円です。
年収を比較をしやすいようにキャラクターデザイナーの会社員を見てみましょう。
会社員におけるキャラクターデザイナーの平均月収は約29.4万円であり、年収に換算すると約353万円です。
フリーランスのキャラクターデザイナーの年収の方が会社員のキャラクターデザイナーの年収と比較して約1.9倍高いことがわかりました。
フリーランスのキャラクターデザイナーの方が収入が高いため、高収入を希望しているキャラクターデザイナーはフリーランスを選択すると良いでしょう。
キャラクターデザイナーのリモートワーク案件・求人事情
この章ではキャラクターデザイナーのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「キャラクターデザイナー リモート」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると9件です。
キャラクターデザイナーリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約1.7%です。
ゲーム業界においてリモートワーク案件・求人があります。
アバターのモデリングデザイン業務、3Dモーション業務などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスのキャラクターデザイナーは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、キャラクターデザイナーのリモートワーク案件・求人は増加していく可能性があります。
その理由として、現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、もともとWeb/クリエイティブ業界は働き方に柔軟であること、PCがあれば、おおよその業務を行えること、IT技術の発展によるセキュリティ面の改善、最先端技術を使用した新たなサービス立ち上げが増える可能性があることなど挙げられます。
しかし、企業によってはセキュリティ面の問題や、リモート環境を整える仕組みが出来ていない、リモートワークによってコミュニケーション齟齬が生じるなどの理由で常駐メインでアサインしているところも多いです。
また、フリーランスで活躍している場合、リモートワークをするために自宅にディスプレイなどのIT機器周辺を用意する必要があり、初期投資がかかるなどの意見もあります。
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キャラクターデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではキャラクターデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「キャラクターデザイナー 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると9件です。
キャラクターデザイナー週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約1.7%です。
キャラクターデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人はゲーム、エンタメ、Webサービス業界にあります。
3Dキャラクターモデリング業務、モバイルゲームのキャラクターデザイン業務などがあります。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々な業界や規模のデザイン業務に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
キャラクターデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な業界でのデザイン経験を積みたいフリーランスのキャラクターデザイナーにおすすめです。
今後、キャラクターデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人は安泰もしくは増加していく可能性があります。
増加していく理由として、Web/クリエイティブ業界はプロジェクト毎に適材人材を参画させることが多い業界であること、2018年に副業を解禁し年々推進する企業が増加していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、ワークライフバランスや生産性向上を重視する企業や労働者が増加していること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していることなど挙げられます。
フリーランスのキャラクターデザイナーの必要スキル
この章ではフリーランスのキャラクターデザイナーの必要スキルについて解説していきます。
フリーランスのキャラクターデザイナーとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
デザインスキルや知識
フリーランスのキャラクターデザイナーに必要なスキルはデザインスキルや知識です。
PhotoShop、Illustrator、Figma、Sketch、Dreamweaver、Adobe XD、After Effectsなどのデザインスキルを習得しておくことが必要です。
また、ゲーム業界で活躍する場合は3DCGや2DCGのスキルや知識や、ゲームエンジンのスキルや知識が必要です。
例えば3DCGや2DCGの場合はMaya、Cinema 4D、3Ds MAX、MODO、Softimage、Live2D、Spineであり、ゲームエンジンの場合はUnityやUnreal Engineです。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして、主流なデザインツールや業界で頻繁に使用されているツールを習得し、最低でもクライアントの要望に沿えるようにしておくと良いでしょう。
デッサン力や配色のスキル
フリーランスのキャラクターデザイナーに必要なスキルはデッサン力や配色のスキルです。
キャラクターデザイナーの仕事は、キャラクターをデザインすること。頭のなかにあるキャラクターを具現化するために必要なスキルです。
クライアントが求めるイメージと自分の持つイメージを具現化することで、お互いの認識のズレを確認することができます。さらに、
キャラクターイメージのすり合わせ時、その場で修正を行うことが多く、細かな指摘もしっかりと書き込める画力が求められます。
その他、空間の使い方や全体のバランス、配色をターゲットごとに使い分けたりなどを意識して描くことができなければ、キャラクターデザイナーを続けていくことはむずかしいでしょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスのキャラクターデザイナーに必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
フリーランスのキャラクターデザイナーに限った話ではありませんが、クリエイティブ職種にはコミュニケーションスキルも必要とされます。
キャラクターデザイナーは、さまざまな制作スタッフと協力をしながら作っていくので協調性や作業を円滑に進めていくコミュニケーション力は欠かせません。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして、コミュニケーションスキルを習得し、より高単価フリーランス案件・求人に参画できるようにしましょう。
フリーランスのキャラクターデザイナーは未経験でもなれる?
この章ではフリーランスのキャラクターデザイナーは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・キャラクターデザイナーは未経験だが、デザインツール使用経験や第三者も認めるほどのデザイン力がある
・IT/Web業界は未経験でかつフリーランスのキャラクターデザイナーに挑戦する
まず、キャラクターデザイナーは未経験だがデザインツール使用経験や第三者も認めるほどのデザイン力がある場合、フリーランスのキャラクターデザイナーとしてキャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
PhotoShopやIllustratorなどデザインツール使用経験や、3DCGや2DCGツールを使ったデザインの実務経験があれば参画可能なフリーランス案件・求人もあるため、キャラクターデザイナー未経験でも参画出来る可能性はあります。
次にIT/Web業界は未経験でかつフリーランスのキャラクターデザイナーに挑戦する場合、まず実務経験や実績を積み上げることから始めましょう。
キャラクターデザイナーのフリーランス求人・案件の場合、即戦力のキャラクターデザイナーまたは、ある程度のデザインスキルや知識、デザイン力を持っているキャラクターデザイナーのアサインを希望しています。
IT/Web業界未経験からフリーランスのキャラクターデザイナーへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・キャラクターデザイナーになるためデザインに特化したスクール/オンライン学習サービスでデザインスキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほどキャラクターデザイナー経験を積む
プログラミングスクールやオンライン学習サービスを活用する方は、「キャラクターデザイナー スクール おすすめ」や「キャラクターデザイナー オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつキャラクターデザイナーとして、正社員や契約社員を検討している方は、正社員や契約社員のキャラクターデザイナー案件を探すことが出来る大手求人サイトや転職サイト、IT/Web業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
フリーランスのキャラクターデザイナーは資格ある方が良い?
フリーランスのキャラクターデザイナーに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者やキャラクターデザイナーの実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがデザインスキルの証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・CGクリエイター検定
・Illustratorクリエイター能力認定試験
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・色彩検定
デザインや色彩関連の資格を取得することで、デザインスキルや知識を証明することは可能です。
しかし、フリーランスのキャラクターデザイナーとして重要視すべきことは、キャラクターデザイナーの実務経験や実績、デザイン力やデザインツール、2DCG/3DCGツールの知識を保有していることです。
そのためキャラクターデザイナーの資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして実務未経験の場合、まず実務経験を積み実績を作ることに注力しましょう。
キャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではキャラクターデザイナーのフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスのキャラクターデザイナーは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスのキャラクターデザイナーが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生、勉強会/交流会など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスのキャラクターデザイナーは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスのキャラクターデザイナーにはあまりおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスのキャラクターデザイナーは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々キャラクターデザイナーうやWebデザイナーとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT/Web業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、キャラクターデザイナーなどのWeb業界の知人が少ない場合や前職は別業種でIT/Web業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT/Web業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスのキャラクターデザイナーは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトやSKIMA、99designs、Skillots(スキロッツ)などクリエイターに特化したクラウドソーシングサービスも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
キャラクターデザイナー経験が浅い方やキャラクターデザイナーの実績を作りたい方におすすめです。
フリーランスのキャラクターデザイナーの将来はどうなの?
この章ではフリーランスのキャラクターデザイナーの将来性について解説します。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして続けていくべきなのか、フリーランスのキャラクターデザイナーを続けて問題ないのか、フリーランスのキャラクターデザイナーの将来性を見極めていきましょう。
キャラクターデザイナーのニーズは今後も安泰する可能性が高いです。
また、デザインスキル知識やプログラミング言語スキル、上流工程経験を付けると重宝されるキャラクターデザイナーになるでしょう。
では、上記理由をゲーム市場やIT/Web市場動向から分析してみましょう。
まず、ゲーム市場について見ていきましょう。
2020年11月、株式会社角川アスキー総合研究所は、世界のゲーム市場の調査レポート『グローバルゲームマーケットレポート2020』発表しています。
同発表によると2020年、世界のゲーム市場規模は前年比19.6%増の1,749億ドル(約18兆3,758億円)になるとのことです。
成長を押し上げた理由は新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的なロックダウンによるゲーム機およびゲームソフトの販売数の増加、スマートフォンの普及率の増加などです。
次にIT/Web市場について見ていきましょう。
2020年2月商務情報政策局コンテンツ産業課が発表しているコンテンツの世界市場・日本市場の概観によると、2018年の日本のコンテンツ市場規模は約10.6 兆円。世界のコンテンツ市場規模は約128.8兆円です。
今後日本のコンテンツ市場は顕著に成長していき、2023年には11.3兆円になると予想されています。
コンテンツ分野別の割合を見てみると、2014年には出版や映像で70%と占めています。
しかし2023年まで出版は40%から30%と衰退し、映像やゲーム分野が64%を占めると予想されています。
上記2つの市場推移を参考にすると、今後もゲーム市場やIT/Web市場拡大の可能性は高いことがわかります。
つまり市場拡大に伴い、人材の需要も加速していくことが予想できるため、キャラクターデザイナーのニーズも増加していくと考えられます。
ゲーム市場やIT/Web市場は日々変化しているため、現状のスキルだけでは満足せず、市場動向を定期的に確認し、質の高いキャラクターデザイナーになりましょう。
まとめ
今回は、キャラクターデザイナーに焦点を当て、フリーランスのキャラクターデザイナーの案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスのキャラクターデザイナーは小規模や大規模のゲーム、エンタメ、WebサービスなどBtoCに強い業界で活躍出来ます。
その結果フリーランスのキャラクターデザイナーの需要は現状安定しており、今後現状維持もしくは増加していくでしょう。
フリーランスのキャラクターデザイナーとして企業に重宝される秘訣はデザインスキルや知識、デッサン力や配色のスキル、コミュニケーションスキルを身に付けることです。
今後5Gの導入や、ブロックチェーンやxRなどを活用したゲームの登場など、新しい時代と共に高度かつ繊細なデザインへと変化していくでしょう。
ゲーム業界やIT/Web業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスのキャラクターデザイナーやキャラクターデザイナーに興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。