コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。
実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「データベースエンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのデータベースエンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスのデータベースエンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は人気職種であるデータベースエンジニアに焦点を当て、フリーランスのデータベースエンジニアの実情を詳しく解説します。
具体的にはデータベースエンジニアの種類、データベースエンジニアの仕事内容、フリーランスのデータベースエンジニアの単価相場、データベースエンジニアのリモートワーク案件・求人事情、データベースエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスのデータベースエンジニアの必要スキル、未経験でのフリーランスのデータベースエンジニア事情、フリーランスのデータベースエンジニアの資格、データベースエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法、データベースエンジニアのフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスのデータベースエンジニアを今後検討している方
・データベースエンジニアやIT業界に興味/関心がある方
・フリーランスのデータベースエンジニアの案件・求人事情を知りたい方
・データベースエンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスのデータベースエンジニアの市場動向や将来性を知りたい方
データベースエンジニアとは
この章ではデータベースエンジニアについて解説します。
データベースエンジニアとは、データベース開発や設計から、運用/保守までを担当するエンジニアを指します。企業のシステムを支えるため重要なエンジニアです。
データベースとは、企業が扱う膨大な量のデータを保持し、必要なデータを検索したり抽出したりするための入れ物のような箱のようなものです。
世界で最も利用されているデータベース管理システムはMySQLです。またOracle DatabaseやPostgreSQL、Microsoft SQL Serverなどの管理システムも有名です。
IT化が進んでいる近年、多くの企業で顧客情報や商品情報など大量のデータが、紙媒体からデータベースに移行し、システムによって管理されています。
現状、データベース製品を専門に扱うエンジニアは多くはなく、クラウドやビッグデータが注目されている近年、データベースエンジニアとしての市場価値も上昇しています。
データベースエンジニアとインフラエンジニアの違い
インフラエンジニアは、インフラを構築、運用保守するエンジニアなので、データベース領域も入るからデータベースエンジニアとの違いがいまいち理解出来ないと思う方もいるかと思います。
そのため、データベースエンジニアとインフラエンジニアの違いを簡単に解説します。
データベースエンジニアはデータベースを専門にしているエンジニアです。
インフラエンジニアは、IT関連業務における基盤=インフラストラクチャを設計、構築、運用し、メンテナンスから保守までを担当する職種です。
ITシステムやWebサービス運用でのインフラ業務のほか、サーバーやネットワーク、データベースなどの構築を担当します。
データベースエンジニアとインフラエンジニアの両者の違いは開発する領域(担当)の差です。
企業によってはデータベースをメインに開発を担当する場合に「インフラエンジニア」と書くこともあります。
データベースエンジニアの仕事内容
この章ではデータベースエンジニアの仕事内容を解説します。
データベース開発・設計
データベースエンジニアは、クライアントなどから要望を受けデータベースの開発・設計を行います。開発や設計は、目的や用途をヒアリングし最適なデータベースを提案します。
主流なMySQL、Oracle Database、PostgreSQL、Microsoft SQL Serverなどのデータベースアプリケーションを利用します。
クライアントとのコミュニケーションを綿密に行いながら、最後にデータの冗長性をなくすなど、テーブルの正規化を行います。
データベース管理
データベースエンジニアの仕事として、開発したデータベースを管理する事も大切です。
クライアントの要望を元に作り上げたデータベースが、正常に動作するかどうかを管理する業務です。
長期に渡り、膨大なデータを保存するため、ストレージサーバーの最適化やデータを取り出す処理を効率化させるチューニングを実施します。
管理を怠ると、データベースが正常に動作しない場合にクライアント業務自体に膨大な被害が及びます。
データベース運用保守
データベースエンジニアはデータベースを運用保守も担当します。
データベースが正常に稼動するように運用することは業務を支える上で重要な仕事です。
仕事内容は稼動しているデータベースへのアクセス権限管理、パフォーマンス監視、データバックアップなどです。
また、近年スマホの普及率が8割を超えており、膨大なデータを保有している企業も多く存在します。外部へのデータ流出や不正なアクセスなどは、絶対に起こしたくないでしょう。
そのため、稼働中のデータベースへの不正侵入、データ流出防止のためのセキュリティ設計を行ったりします。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。 実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「インフラエンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのインフラエンジニアとし[…]
フリーランスのデータベースエンジニアの単価相場
この章ではデータベースエンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
データベースエンジニアのフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
データベースエンジニア | 66.6万円 | 65万円 | 160万円 | 30万円 |
(参照:データベースエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
データベースエンジニアのフリーランス案件・求人の平均単価は66.6万円です。最低単価30万円〜最高単価160万円まで幅広くあることがわかりました。
データベースエンジニアのフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、799万円です。
年収を比較をしやすいようにデータベースエンジニアの会社員エンジニアを見てみましょう。
会社員におけるデータベースエンジニアの平均月収は約45万円であり、年収に換算すると約543万円です。
フリーランスのデータベースエンジニアの年収の方が会社員のデータベースエンジニアの年収と比較して約1.5倍高いことがわかりました。
フリーランスのデータベースエンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望しているデータベースエンジニアはフリーランスを選択すると良いでしょう。
データベースエンジニアのリモートワーク案件・求人事情
この章ではデータベースエンジニアのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「データベースエンジニア リモート」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると51件です。
データベースエンジニアリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約4.7%です。
また、「データベースエンジニア・インフラエンジニア リモート」をクラウドテック(2021年4月時点)上で検索すると9件です。
データベースエンジニアリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約16.3%です。
SI・業務系、通信、Webサービス、銀行/保険//証券、メーカーなど様々な業界のリモートワーク案件・求人があります。
業務システム移行、SaaSプロダクト設計・開発業務、通信関連の基幹システム更改などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスのデータベースエンジニアは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、データベースエンジニアのリモートワーク案件・求人は増加していく可能性があります。
その理由として現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、物理的なインフラからクラウドを使ったインフラへ移行が加速していくこと、IT技術の発展によるセキュリティ面の改善、最先端技術を使用した新たなサービス立ち上げが増える可能性があることなど挙げられます。
ただし現状はセキュリティ面をはじめ、リモート環境を整える仕組みや環境作り、リモートワークによって生じるコミュニケーション齟齬の改善など問題は多く残っています。
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データベースエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではデータベースエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「データベースエンジニア 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると1件で、ほとんどありません。
また、「データベースエンジニア 週2日・週3日」をクラウドテック(2021年4月時点)上で検索すると1件で、フリーランススタート同様ほとんどありません。
今後、データベースエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人は増加していく可能性がありますが、時間を要するでしょう。
データベース設計や管理、運用保守などは、企業にとっても非常に重要な部分になるため、しっかりと常駐で稼働してほしい企業が多いのではないでしょうか。
また、今後週2日・週3日フリーランス案件・求人が増加していく理由として、2018年に副業を解禁し年々推進する企業が増加していること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していることなど挙げられます。
なお、クラウドサービスの普及やサーバーレスの浸透や慢性的なデータベースエンジニアを含むIT人材の不足により、データベースエンジニアはデータベースのスキル以外にも、インフラ全体の知識や、クラウド関連スキルを得ることにより重宝されるようになるでしょう。
フリーランスのデータベースエンジニアの必要スキル
この章ではフリーランスのデータベースエンジニアの必要スキルについて解説していきます。
フリーランスのデータベースエンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
データベース開発経験やスキル
フリーランスのデータベースエンジニアに必要なスキルはデータベース開発経験やスキルです。
MySQLやSQL Server、PostgreSQL、Oracle Databaseなどの代表的なデータベースソフトを扱うスキルやSQL言語についての深い理解が求められます。
また、NoSQLなど最新のデータベーススキルや知識のキャッチアップも必須です。
データウェアハウスやデータマート、データマイニング、データクレンジングなど、データ活用方法についての知識やあると良いでしょう。
その他、ビッグデータ解析など、高速なデータ処理が必要となるシステムでは、MongoDB、Memchached、Redisなどの最新データベースソフトの知識を持っているデータベースエンジニアもニーズは高いです。
フリーランスのデータベースエンジニアとして、単価アップを狙うため新しい関連技術をキャッチアップすることに努め、積極的にデータベース開発経験やスキルを習得してみましょう。
システム開発経験やスキル
フリーランスのデータベースエンジニアに必要なスキルはシステム開発経験やスキルです。
将来性のあるといわれるデータベースエンジニアになるためには、データベースに関する知識だけでなく、システム開発に関する知識も必要とされます。
そのため、上流工程から下流工程までのシステム開発経験やスキルがあると、企業側からは高評価を得やすいでしょう。
論理的思考力
フリーランスのデータベースエンジニアに必要なスキルは論理的思考力です。
データベースエンジニアはクライアントの要望を仕様書にまとたり、上流工程から担当することが多いですが、その際に論理的思考が必要になります。
例えば、顧客の要望を聞いた際、 データベースエンジニアはその要望を実現するアプローチを複数考えます。そして、論理的思考に基づいて各アプローチをより細かいアプローチに分割していきます。
ある程度細かくすることで、各作業にどれだけの費用・時間・技術力が必要か、実績や所有しているデータから評価することができるようになります。
これらの評価を整理し、複数のアプローチのうち最適なものに基づいて、仕様を決定するのです。
上記例のように論理的思考が無ければ、上流工程を担当することは難しく、データベースエンジニアとして活躍することが出来ません。
データベースエンジニアとして、論理的思考力を身に付けられる様に日々、物事を論理的に考えたり、学習したりトレーニングをしていきましょう。
上流工程やマネジメントスキル
フリーランスのデータベースエンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
データベースエンジニアのフリーランス案件・求人は小規模開発から大規模開発まで幅広いです。
フリーランスのデータベースエンジニアとして、開発を滞りなくに実行するためのマネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験がある方を採用する傾向があります。
フリーランスのデータベースエンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。
フリーランスのデータベースエンジニアは未経験でもなれる?
この章ではフリーランスのデータベースエンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・データベースエンジニアは未経験だが、システムエンジニア(SE)やインフラエンジニアなど他エンジニア職種の経験がある
・IT業界は未経験でかつフリーランスのデータベースエンジニアに挑戦する
まず、データベースエンジニアは未経験だがシステムエンジニア(SE)やインフラエンジニアなど他エンジニア職種の経験がある場合、フリーランスのデータベースエンジニアとしてデータベースエンジニアのフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
何かしらのシステム開発スキルやインフラ経験があれば参画可能なフリーランス案件・求人もあるため、データベースエンジニア未経験でも参画出来る可能性はあります。
次にIT業界は未経験でかつフリーランスのデータベースエンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
データベースエンジニアのフリーランス求人・案件の場合、参画するプロジェクトは即戦力のデータベースエンジニアまたは、ある程度のデータベーススキルや知識を持っている方、システム開発知識やマネジメント経験を有した方のアサインを希望しています。
IT業界未経験からフリーランスのデータベースエンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・データベースエンジニアとして開発に携わるためプログラミングスクール/オンライン学習サービスでデータベーススキルまたはインフラスキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほどデータベースエンジニアやインフラエンジニアの経験を積む
プログラミングスクールやオンライン学習サービスを受講する方は、「データベース プログラミングスクール おすすめ」や「データベース オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつデータベースエンジニアとして、正社員や契約社員を検討している方は、正社員や契約社員のエンジニア案件を探すことが出来る大手求人サイトや転職サイト、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
フリーランスのデータベースエンジニアは資格ある方が良い?
フリーランスのデータベースエンジニアに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者やデータベースエンジニアの実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがデータベース領域の知識証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【データベースエンジニアのフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・データベーススペシャリスト試験(DB)
・ORACLE MASTER(オラクルマスター)
・オープンソースデータベース技術者認定資格(OSS-DB技術者認定資格)
データベース関連の資格を取得することで、データベーススキルを証明することは可能です。
しかし、フリーランスのデータベースエンジニアとして重要視すべきことは、データベースエンジニアの実務経験やインフラなどデータベース開発周辺で必要なスキルを保有していることです。
そのためデータベースエンジニアの資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスのデータベースエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験を積むことに注力しましょう。
データベースエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではデータベースエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスのデータベースエンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスのデータベースエンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスのデータベースエンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスのデータベースエンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスのデータベースエンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスのデータベースエンジニアにはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスのデータベースエンジニアは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスのデータベースエンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
データベースエンジニア経験が浅い方やデータベースエンジニアの実績を作りたい方におすすめです。
フリーランスのデータベースエンジニアの将来はどうなの?
この章ではフリーランスのデータベースエンジニアの将来性について解説します。
フリーランスのデータベースエンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスのデータベースエンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスのデータベースエンジニアの将来性を見極めていきましょう。
データベースエンジニアのニーズは今後も安泰していくでしょう。
しかし、市場や時代に合わせて自分の持っているスキルや知識を変化させていく必要があります。
IT市場を分析してみましょう。
2020年4月、ITRは国内におけるRDBMS市場の規模と推移、予測を発表しています。
同調査結果によると、2018年度の売上金額は1200億円で、前年度比16.2%増。国内SaaS型RDBMS市場は2023年度までに730億円に達し、年平均43.5%で成長するとのことです。
上記市場調査をみてみるとデータベース市場は今後も需要がなくなることはないでしょう。
では、時代や市場に対してどのようなスキルを身につけていけば良いのでしょうか。
現在はIT市場全体がIT人材不足です。1つの領域に詳しいエンジニアよりも、フルスタックエンジニアのような全体的に開発スキルを保有しているエンジニアを企業は求めています。
そのため、データベース領域以外にインフラ全般のスキルや知識を身につけたり、クラウド関連のスキルなどを身に付けると良いでしょう。
また、データという観点からデータベースエンジニアから、データサイエンティストやデータアナリストになるということも可能でしょう。
データベースエンジニアからデータサイエンティストやデータアナリストへなる場合、ビジネス企画スキルや統計学の知識は必要ですが、技術スキルが重複している部分も多く、習得コストさほど掛からないでしょう。
膨大なデータを活用して、経営や経営戦略を行っている企業も多く、需要も今後拡大していくでしょう。
常に時代や市場を確認し、どんなエンジニアが企業に求められているかを探していきましょう。
まとめ
今回は、データベースエンジニアに焦点を当て、フリーランスのデータベースエンジニアの案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスのデータベースエンジニアはSI・業務系、通信、銀行/証券/保険、ゲーム、Webサービス、EC、メーカー、流通・小売、公共・官公庁、医療・福祉など様々な業界で活躍出来ます。
その結果フリーランスのデータベースエンジニアの需要は現状、安定しています。
フリーランスのデータベースエンジニアとして企業に重宝される秘訣はデータベース開発経験やスキル、システム開発経験やスキル、論理的思考力、上流工程やマネジメントスキルを身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスのデータベースエンジニアやデータベースエンジニアに興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。