コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。
実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「組み込み/制御エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスの組み込み/制御エンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は人気職種である組み込み/制御エンジニアに焦点を当て、フリーランスの組み込み/制御エンジニアの実情を詳しく解説します。
具体的には組み込み/制御エンジニアの種類、組み込み/制御エンジニアの仕事内容、フリーランスの組み込み/制御エンジニアの単価相場、組み込み/制御エンジニアのリモートワーク案件・求人事情、組み込み/制御エンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスの組み込み/制御エンジニアの必要スキル、未経験でのフリーランスの組み込み/制御エンジニア事情、フリーランスの組み込み/制御エンジニアの資格、組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法、組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスの組み込み/制御エンジニアを今後検討している方
・組み込み/制御エンジニアやIT業界に興味/関心がある方
・フリーランスの組み込み/制御エンジニアの案件・求人事情を知りたい方
・組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスの組み込み/制御エンジニアの市場動向や将来性を知りたい方
組み込み/制御エンジニアとは
この章では組み込み/制御エンジニアについて解説します。
組み込み/制御エンジニアは「各種の製品や装置に組み込まれた制御のためのLSIや小型コンピュータのソフトウェアを開発したり、製品や装置を含めシステム全体の設計や開発をするエンジニアを指します。
現在では多くの電子機器に、その機器を制御するためのソフトウェアが搭載されています。それらソフトウェアと電子基板、センサー類などを総称して組み込みシステムといいます。
例えば、組み込みシステムは以下のような役割を果たしています。
・電子レンジ:温度センサー・マイクロフォンの制御
・ロボット掃除機:ゴミの検知、部屋形状の把握、充電状況の把握
・ブルーレイレコーダー:映像と音声の再生、番組データの取得
・カメラ:ピント調整、映像と音声の記録、GPSや日照情報等の記録
・監視カメラ:映像の記録、配信、撮影方向やズームの制御
また、近年では最先端技術の発展によりIoT分野も拡大しており、様々な機器がインターネットを経由して情報をやりとりできるようになってきました。これらのIoT機器にも組み込みシステムは欠かせません。
組み込みエンジニアと制御エンジニアの違い
よく混同されることが多いのは組み込みエンジニアと制御エンジニアについてです。
そのため、組み込みエンジニアと制御エンジニアの違いを簡単に解説します。
組み込みエンジニアは、機械が正常に動作するためのソフトウェアを開発したり、制御エンジニアが開発した制御システムを実際に機器の中に組み込んだりするエンジニアを指します。
制御エンジニアは「動作をコントロールするシステムを作るエンジニアを指します。組み込みエンジニアの主な仕事は「機器が動作する仕組みを作ること」です。
つまり組み込みエンジニアと制御エンジニアの違いは、開発する対象の機械が異なります。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。 実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスエンジニアとして案[…]
組み込み/制御エンジニアの仕事内容
この章では組み込み/制御エンジニアの仕事内容を解説します。
組み込みエンジニア
組み込みエンジニアは、家電や機器などに搭載する制御システム開発を担当します。
組み込みエンジニアは、Wi-Fiルーターなどシステムを搭載しているものから、テレビや冷蔵庫など、近年IoTによってインターネットに接続が可能になった家電などを作る際に活躍します。
制御エンジニア
制御エンジニアは、機械や家電の動作において「制御」部分の組み込みシステム開発を担当します。制御設計により様々な機械製品が仕様通りに動くようなります。
制御設計の要となるのがPLCやマイコンといった制御用コントローラーであり、これらにプログラムを転送して実行させることで機械の制御が実現します。
これら制御用コントローラーを用いた制御システムの仕様策定、設計、プログラミング、動作テスト、製品への組み込みが制御設計の仕事内容です。
組み込み/制御エンジニアの仕事内容は以下のような工程で行われていきます。
・電子機器に搭載する機能検討
・システム設計
・ハードウェア/ソフトウェア設計
・ハードウエアへ実装
・クロスデバッグやプログラミング、テスト
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。 実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスエンジニアとして案[…]
フリーランスの組み込み/制御エンジニアの単価相場
この章では組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
組み込み/制御エンジニア | 58万円 | 55万円 | 170万円 | 30万円 |
(参照:組み込み/制御エンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人の平均単価は58万円です。最低単価30万円〜最高単価170万円まで幅広くあることがわかりました。
組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、696万円です。
年収を比較をしやすいように組み込み/制御エンジニアの会社員エンジニアを見てみましょう。
会社員における組み込み/制御エンジニアの平均月収は約38万円であり、年収に換算すると約455万円です。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアの年収の方が会社員の組み込み/制御エンジニアの年収と比較して約1.5倍高いことがわかりました。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望している組み込み/制御エンジニアはフリーランスを選択すると良いでしょう。
組み込み/制御エンジニアのリモートワーク案件・求人事情
この章では組み込み/制御エンジニアのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「組み込み/制御エンジニア リモート」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると73件です。
組み込み/制御エンジニアリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約3.5%です。
SI、業務系、通信、Webサービス、EC、メーカーなど様々な業界のリモートワーク案件・求人があります。
システム運用/保守、車載向けソフトウェア開発、ファームウェアの開発などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスの組み込み/制御エンジニアは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、組み込み/制御エンジニアのリモートワーク案件・求人は増加していく可能性があります。
その理由として現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、IT技術の発展によるセキュリティ面の改善、最先端技術を使用した新たなサービス立ち上げが増える可能性があることなど挙げられます。
しかし、物理的なネットワークを使用している企業がまだまだ多く存在すること、セキュリティ面の問題や、リモート環境を整える仕組みが出来ていない、リモートワークによってコミュニケーション齟齬が生じるなどの理由で常駐メインのフリーランス案件・求人も多くあります。
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組み込み/制御エンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章では組み込み/制御エンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「組み込み/制御エンジニア 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると15件です。
組み込み/制御エンジニア週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約0.7%です。
組み込み/制御エンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人はWebサービスとメーカー業界があります。
組み込みソフトウェア開発やウェアラブルデバイス開発などがあります。
また週2日や週3日でも月収80万円や70万円など高単価なフリーランス案件・求人もあります。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々な業界の開発に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
組み込み/制御エンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な業界の開発経験を積みたいフリーランスの組み込み/制御エンジニアにおすすめです。
今後、組み込み/制御エンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人は増加していく可能性がありますが時間を要するでしょう。
増加していく理由として、2018年に副業を解禁し年々推進する企業が増加していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、最先端技術を使用した新たなサービスの立ち上げが増える可能性があること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していることなど挙げられます。
しかしセキュリティの観点や物理的な機器関連の開発であるため、常駐でアサインしたい企業の方が圧倒的に多いです。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアの必要スキル
この章ではフリーランスの組み込み/制御エンジニアの必要スキルについて解説していきます。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
C++、C#、Javaのプログラミング言語経験やスキル
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに必要なスキルはC++、C#、Javaのプログラミング言語経験やスキルです。
プログラミング言語経験やスキルは、組み込み/制御エンジニアとして参画するための必須条件であるため、習得しましょう。
特にC言語はフリーランス案件・求人でも頻繁に要求されるため、しっかりと習得しておきましょう。
またアセンブリ言語でも開発しますが、活用する機会は少ないです。
ハードウェア/ソフトウェアの知識
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに必要なスキルはハードウェア/ソフトウェアの知識です。
例えば、組み込み/制御エンジニアが行うプログラミングの内容はスタートアップルーチン・リアルタイムOS・割り込みなどのスキルや知識が必要になります。
また、組み込み/制御エンジニアはハードウェアを担当する外部企業との連携するケースが多いです。回路図面を読み込む必要もあるため、ある程度ハードウェアに関する知識を身に付けておくことが重要になります。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして、ハードウェア/ソフトウェアの知識を身に付けておくと高単価フリーランス案件・求人に参画しやすくなるでしょう。
論理的思考力
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに必要なスキルは論理的思考力です。
組み込み/制御エンジニアはクライアントの要望を仕様書にまとたり、上流工程から下流工程まで一貫して担当することも多く、その際に論理的思考が必要になります。
例えば、顧客の要望を聞いた際、 組み込み/制御エンジニアはその要望を実現するアプローチを複数考えます。
そして、論理的思考に基づいて各アプローチをより細かいアプローチに分割していきます。
ある程度細かくすることで、各作業にどれだけの費用・時間・技術力が必要か、実績や所有しているデータから評価することができるようになります。
これらの評価を整理し、複数のアプローチのうち最適なものに基づいて、仕様を決定するのです。
上記例のように論理的思考が無ければ、上流工程を担当することは難しく、組み込み/制御エンジニアとして活躍することが出来ません。
組み込み/制御エンジニアとして、論理的思考力を身に付けられる様に日々、物事を論理的に考えたり、学習したりトレーニングをしていきましょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに限った話ではありませんが、エンジニアにはコミュニケーションスキルも必要とされます。
クライアントのニーズを正確に汲み取り、円滑な作業報告や開発を行うため、コミュニケーションをとることが多いです。
また、日々進化するIoT分野を含むIT市場やIT技術情報をキャッチするため、その情報を入手できる「人脈」を作るためにもコミュニケーション力が重要になってきます。
組み込み/制御エンジニアとして、コミュニケーションスキルを習得し、より高単価フリーランス案件・求人に参画できるようにしましょう。
上流工程やマネジメントスキル
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
企業側は開発を滞りなくに実行するためのマネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験があるフリーランスの組み込み/制御エンジニアを採用する傾向があります。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアは未経験でもなれる?
この章ではフリーランスの組み込み/制御エンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・組み込み/制御エンジニアは未経験だが、サーバーサイドエンジニアなどエンジニア職種の経験がある
・IT業界は未経験でかつフリーランスの組み込み/制御エンジニアに挑戦する
まず、組み込み/制御エンジニアは未経験だがサーバーサイドエンジニアなどエンジニア職種の経験がある場合、フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
Web開発経験やC言語、C++などの開発経験があれば参画可能なフリーランス案件・求人もあるため、組み込み/制御エンジニア未経験でも参画出来る可能性はあります。
次にIT業界は未経験でかつフリーランスの組み込み/制御エンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
組み込み/制御エンジニアのフリーランス求人・案件の場合、即戦力の組み込み/制御エンジニアまたは、C言語、C++、Javaなどの開発言語スキル、ある程度のシステム開発経験、上流工程の知識をもっているエンジニアのアサインを希望しています。
IT業界未経験からフリーランスの組み込み/制御エンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・組み込み/制御エンジニアになるためプログラミングスクール/オンライン学習サービスでネットワークスキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほど組み込み/制御エンジニアを含むインフラエンジニア経験を積む
プログラミングスクールやオンライン学習サービスを活用する方は、「C言語/C++ プログラミングスクール おすすめ」や「組み込み/制御エンジニア プログラミングスクール おすすめ」「C言語/C++ オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつ組み込み/制御エンジニアとして、正社員や契約社員を検討している方は、正社員や契約社員のエンジニア案件を探すことが出来る大手求人サイトや転職サイト、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアは資格ある方が良い?
フリーランスの組み込み/制御エンジニアに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者や組み込み/制御エンジニアの実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものが組み込み/制御開発の知識証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・ETEC(組込み技術者試験制度)
・OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験プログラム)
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
組み込み/制御関連の資格を取得することで、組み込み/制御スキルや知識を証明することは可能です。
しかし、フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして重要視すべきことは、組み込み/制御エンジニアの実務経験や上流工程のスキルや知識を保有していることです。
そのため組み込み/制御エンジニアの資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験を積むことに注力しましょう。
組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法
この章では組み込み/制御エンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスの組み込み/制御エンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスの組み込み/制御エンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスの組み込み/制御エンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスの組み込み/制御エンジニアにはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスの組み込み/制御エンジニアは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスの組み込み/制御エンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
組み込み/制御エンジニア経験が浅い方や組み込み/制御エンジニアの実績を作りたい方におすすめです。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアの将来はどうなの?
この章ではフリーランスの組み込み/制御エンジニアの将来性について解説します。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスの組み込み/制御エンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスの組み込み/制御エンジニアの将来性を見極めていきましょう。
組み込み/制御エンジニアのニーズは今後、増加する可能性が高いです。
では、上記理由をIT市場動向から分析してみましょう。
IDC Japanが9月28日に発表した「国内IoT市場 テクノロジー別予測」によると国内IoT市場における2019年の支出額は7兆258億円です。
2019年から2024年にかけて年間平均成長率(CAGR)は10.3%で成長し、2024年の支出額は11兆4697億円になるとのことです。
クラウド、アナリティクス、AI(人工知能)など技術が飛躍的に発達し、それらを活用する上での技術/コスト障壁が急速に下がる中、企業はIoTをより活用する必要性が高まっていることが要因です。
また経済産業省の調査(2019年3月)によると、2030年にはエンジニアを含むIT人材の不足数が最大で約79万人になるという試算が出ています。
エンジニアを含むIT人材の不足ですが、主な理由はIT業界の飛躍的な発展です。
国内のIoT市場推移やIT人材不足を考慮すると、組み込み/制御エンジニアを必要とする企業は今後増すことが予想でき、組み込み/制御エンジニアのニーズは拡大するでしょう。
なお、現状のスキルだけでは満足せず、しっかりと市場動向を確認し、時代に求められる組み込み/制御エンジニアになりましょう。
まとめ
今回は、組み込み/制御エンジニアに焦点を当て、フリーランスの組み込み/制御エンジニアの案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアはSI・業務系、メーカー、通信、Webサービス、医療・福祉、流通・小売、銀行/証券/保険、公共・官公庁など様々な業界で活躍出来ます。
その結果フリーランスの組み込み/制御エンジニアの需要は現状安定しており、今後は拡大していくでしょう。
フリーランスの組み込み/制御エンジニアとして企業に重宝される秘訣はC++、C#、Javaのプログラミング言語経験やスキル、ハードウェア/ソフトウェアの知識、論理的思考力、コミュニケーションスキル、上流工程やマネジメントスキルを身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスの組み込み/制御エンジニアや組み込み/制御エンジニアに興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。