Webデザイナーは副業できる?副業で仕事や案件を得る際の必要知識を解説

2018年に厚生労働省が作成した「モデル就業規則」から、副業・兼業を禁止する項目が削除されたことにより、副業を認める会社が増えてきました。

具体的に政府は働き方改革を実現するため仕事と子育てや介護の両立や長時間労働の是正、テレワークや副業などの柔軟な働き方について推進する活動を行っています。
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とはいえ「仕事の掛け持ちは大丈夫?」「注意点は?」「会社にバレる可能性は?」などの不安や疑問から、一歩を踏み出せない人もいるかもしれません。

 

今回はWebデザイナーの副業について詳しく解説していきます。

具体的にはWebデザイナーの副業の収入をはじめとし、仕事の獲得方法や気を付けるべきポイント、フリーランスへ独立することを解説していきます。

 

また、初心者が副業Webデザインを始める方法についても解説していきます。

 

特に記事をご一読していただきたい方

Webデザイナーとして副業を現在行っている方
Webデザイナーとして副業を検討している方
Webデザイナーとして副業をする際の注意点を理解したい方
副業市場を知りたい方
クリエイティブ業界に興味/関心がある方
Webデザイナー初心者/未経験の方

 

 

 

Webデザイナーって副業禁止?

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この章ではWebデザイナーを含む様々な職種において副業禁止されているかどうかについて解説していきます。

 

副業とは本業のかたわら副収入を得るために行う本業以外の就労全般を指します。

また副業は、法律上明確な定義が存在しません。

 

憲法や法律は会社員が会社の就業後の時間について、自由に使ってよいと認めているため法律上、副業は禁止されていません。

しかし、勤めている会社の規則で副業が禁止されている場合があります。

 

会社の就業規則の服務規程を確認し、副業は禁止と明確に記載されている場合は勤めている会社では禁止されているということです。

会社の規則で副業が禁止されているにもかかわらず副業がばれた場合、解雇にならなかったとしても、懲戒処分の対象になる可能性などもあります。

 

副業の現状や副業が解禁したにもかかわらず、副業を容認している会社が少ないなどの実状は以下記事よりご一読出来ます。

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副業Webデザイナーの収入

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この章では副業Webデザイナーの収入について解説していきます。

 

株式会社Brocanteが運営の副業・フリーランス案件・求人を取り扱っているdoocyJobより分析していきましょう。

職種 平均時給単価 中央値時給単価 最高時給単価 最低時給単価
Webデザイナー 3,730円 3,570円 9,500円 1,780円

(参照:Webデザイナーのフリーランス求人・案件 時給単価相場)

 

Webデザイナーの副業案件・求人の平均単価は3,730円、中央値単価は3,570円、最高単価は9,500円、最低単価は1,780円です。

 

例えば会社員Webデザイナーとして勤務しており、週末の土日を活用して副業を行っている方の月額の収入を計算してみましょう。

週2日勤務(1ヶ月を4週と定義)、8時間労働の場合、中央値単価で月額収入を算出すると約22万円です。

 

さらに、本業のWebデザイナーと副業のWebデザイナーを掛け合わせた際の月額収入を見ていきましょう。

Webデザイナーの平均月収が約30万円である場合、先ほどの副業の収入と合算して約52万円です。

 

上記結果より、副業Webデザイナーとして活躍した場合本業に近い収入を得れることがわかりました。

また、高単価な副業案件・求人に参画すると、本業の収入を超える可能性も十分にあることがわかりました。

 

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なお、フリーランスのWebデザイナーはどのぐらいの収入を得ているか見てみましょう。

職種 平均時給単価 中央値時給単価 最高時給単価 最低時給単価
Webデザイナー 52.9万円 50万円 110万円 20万円

(参照:フリーランススタート Webデザイナーのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

 

フリーランススタート Webデザイナーのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、Webデザイナーの平均月額単価が52.9万円、Webデザイナーの中央値月額単価が50万円、Webデザイナーの最高月額単価が110万円、Webデザイナーの最低月額単価が20万円となっています。

 

上記フリーランスの月額単価表より、会社員と副業の収入を合算した収入とフリーランスのWebデザイナーの月額単価が同じことがわかりました。

収入の増加を希望しているWebデザイナーはフリーランスとして独立することをおすすめします。

 

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初心者が副業Webデザイナーになるには?

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この章では初心者が副業Webデザイナーになる方法について解説していきます。

初心者からでも、Webデザイナーとして副業をすることは可能です。

 

未経験の場合はまずWebデザインについて勉強しましょう。

ここでは、未経験からWebデザインを始めるための勉強法を紹介します。

 

独学でデザインスキルを身につける

初心者が副業Webデザイナーになる方法として独学でデザインスキルを身につけましょう。

Webデザインについての書籍は多く出版されているため、独学でも勉強は可能です。

 

Webデザインを独学で身に着けるメリットは、スクールに比べて費用がかからない点や自分のペースで学習ができることです。

一方デメリットは、独学では質問できる相手がいないことや、途中で挫折する可能性があることなどが挙げられます。

 

近年ではオンライン学習サービスなども普及しており、独学でも続けやすいためオンラインサービスなどを積極的に活用してみても良いかもしれません。

おすすめはUdemy(ユーデミー)やSchoo(スクー)、chot.design(ちょっとデザイン)などです。

 

デザインスクールを受講する

初心者が副業Webデザイナーになる方法としてデザインスクールを受講しましょう。

 

デザインスクールはオンライン型とオフライン型の2種類あります。

自分の現状に適した学習環境を見つけていきましょう。

 

デザインスクールを利用するメリットは、わからない部分をすぐに質問できることや同じ志を持った仲間が周りにいることなどのモチベーション維持ができることです。

また、デザインスクールによっては受講終了後の転職斡旋などの就職サポートを行っていることもメリットです。

 

一方、デザインスクールのデメリットは、費用がかかることやオフライン型の場合通学時間が発生することです。

無料で受講可能なオンラインスクールもありますが、レベルの高いコースを受講するには料金が発生する場合もあります。

 

その他、1日や数日間という短期間で集中的に講義を行うブートキャンプのデザインスクールもあるので、自分に適しているデザインスクールを選択しましょう。

おすすめはCodeCamp(コードキャンプ)や侍エンジニア塾などです。

 

 

副業Webデザイナーの仕事(案件)獲得方法

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この章では副業Webデザイナーの仕事(案件)獲得方法について解説します。

キャリアを積んで実績数も多くなると、指名依頼されるケースもありますが、初めは積極的に自ら行動し副業の仕事(案件)を得るしかありません。

 

では、副業の仕事(案件)を獲得するにはどのようにすれば良いのでしょうか?早速みてみましょう。

 

フリーランスエージェントや副業サイトを活用する

副業Webデザイナーの仕事(案件)獲得方法として、フリーランスエージェントや副業サイトを活用しましょう。

フリーランスエージェントはフリーランスと人手が足りていない仕事(案件)に参画してほしい企業とを結びつけるエージェントです。

 

フリーランスと付いているので基本的にはフリーランスの仕事(案件)を取り扱っていますが、中には週1日や週2日稼働の副業案件もあります。

副業Webデザイナーがフリーランスエージェントを活用すると希望する案件のヒアリングや提案だけでなく、契約や税金関連のサポート、福利厚生、勉強会/交流会など手厚いサポートをしてもらえるた、副業初心者でも非常に魅力的です。

 

副業Webデザイナーとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。

フリーランスエージェントはプロシート(PROsheet)シューマツワーカーなどがおすすめです。

 

また、副業サイトでWebデザイナーの副業の仕事(案件)を獲得する方法もあります。

例えば、上述したdoocyJob(ドーシージョブ)は副業案件を豊富に取り扱っている副業サイトの1つです。

 

doocyJobは有名企業をはじめ、ベンチャー、スタートアップ企業など、750社以上の副業・フリーランス案件情報を6,000件以上掲載しています。

加えて直接企業の採用担当者とコミュニケーションが取れ、素早く副業案件参画出来るだけでなく、社内情報などの一次情報を聞くことも出来ます。

 

Webデザイナーの副業案件が豊富なdoocyJob(ドーシージョブ)を見てみる↓

 

クラウドソーシングサービスで副業の仕事を獲得する

副業Webデザイナーの仕事(案件)獲得方法として、クラウドソーシングサービスを活用しましょう。

クラウドソーシングサービスでは、Webデザインを含む様々な企業や個人からの案件を豊富に取り扱っており、希望するWebデザインの仕事(案件)を応募し、双方合意の上で受注することができます。

 

最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトやSKIMA、99designs、Skillots(スキロッツ)などクリエイターに特化したクラウドソーシングサービスも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。

クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に副業の仕事(案件)が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。

 

しかし、単価の低い仕事(案件)も多数あったり、報酬の中からシステム使用料が引かれるため、受け取れる報酬額は低くなるなどのデメリットも存在します。

 

個人規模から企業案件まで幅広く副業の仕事(案件)を取り扱っているため、副業Webデザイナー経験が浅い方や副業Webデザイナーとしてベテランの方までおすすめです。

 

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直接副業の仕事を獲得する

副業Webデザイナーの仕事(案件)獲得方法として、直接副業の仕事を獲得しましょう。

最近はポートフォリオはもちろん、TwitterやInstagramやFacebook、noteなどでの個人のブランディングによる副業の仕事(案件)受注も主流になりつつあります。

 

自分が担当した仕事は実績として、情報発信を行いSNSでの交流によって人脈を広げていく方法もあります。

フォロワーが増えてきたら、取材などによるメディア露出なども期待され、さらに面白い仕事につながる可能性も生まれてきます。

コツコツやっていきましょう。

 

その他直接副業で仕事を獲得する際は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。

 

デザインスクールを受講後、紹介してもらう

副業Webデザイナーの仕事(案件)獲得方法として、デザインスクールを受講後紹介してもらいましょう。

例えばWebデザイナーのためのデザインスクールを受講している場合、仕事(案件)獲得のサポートを受けることができます。

 

デザインスクールにしかない副業の仕事(案件)もあり、かつスクールでの後押しがあります。

デザインスクールによっては、仕事(案件)獲得のサポートを行っていないこともあるので、事前に確認しておきましょう。

 

 

副業Webデザイナーが気を付けるべき3点

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この章では.副業Webデザイナーが気を付けるべき3点を解説します。

Webデザイナーとして副業の仕事(案件)を行うに伴い、注意点の知識があるとないとでは行動も大きく異なってきます。

 

Webデザイナーとして副業を現在検討しているもしくは将来的に検討する予定がある方はご一読いただくことをおすすめします。

 

確定申告をする可能性がある

副業Webデザイナーをする上で気を付けるべきことは確定申告をする可能性があるということです。

本業として勤めている企業の給与所得以外で年間所得金額が20万円を超える場合は、確定申告書の提出が必須です。

 

Webデザイナーとして副業で月収2万円の売上を得ると年間24万円になり、売上が20万円を超えるため確定申告の対象になります。

しかし所得は売上 – 必要経費で算出できます。

 

仮に24万円の売上に対して必要経費がなかった場合、確定申告を提出する必要があり、必要経費が4万円だった場合、所得が20万円となり確定申告の提出は不必要です。

そのため、必要経費もしっかり計算しましょう。

 

確定申告を提出しないと脱税になり延滞税や重加算税が加算されますので、しっかり期限までに提出を行いましょう。

 

また、確定申告は所得税を把握するために提出する書類ですが、副業の所得が20万円以下の方でも前年度と比較して所得が増加した場合の住民税は異なります。

副業の所得が源泉徴収されている場合には、確定申告することで払い過ぎた所得税が還付されることがあります。

 

副業の所得においても、Webデザイナーの副業の仕事(案件)を行う前に理解しておくと節税にも繋がります。

 

本業と副業のバランスを取る

副業Webデザイナーをする上で気を付けるべきことは本業と副業のバランスを取るということです。

バランスが取れないと「本業が忙しくて副業の仕事(案件)が納期に間に合わなかった」「副業の仕事(案件)に力を入れすぎて本業が疎かになってしまった」など、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。

 

また長時間労働になってしまい、体調を崩す可能性もあり得ます。

副業Webデザイナーとして副業の仕事(案件)を頑張ることは素晴らしいことですが、無理せず計画的に行いましょう。

 

著作権などにも注意が必要

副業Webデザイナーをする上で気を付けるべきことは著作権などにも注意が必要であるということです。

 

著作権は、著作物についての著作者・著作権者の権利を守るものであり、著作権法という法律で定められています

著作物とは、他人のまねでなく自分で工夫して言葉や文字、形や色、音楽というかたちで表現したもの指します。

 

さて副業Webデザイナーとして、著作権違反で注意したいのが、クラウドソーシングサービスなどで仕事(案件)を行った際の著作権譲渡後の著作の取り扱いです。

クラウドソーシングサービスでは成果物を納品すると同時に、条件として「著作権譲渡」があらかじめ決められている場合があります。

 

著作権譲渡などは業務内容欄に記載されていることが多く、これは「納品が終わったら作品の著作権は、発注者(クライアント)のものになります」ということです。

「成果物納品後、著作権譲渡していただきます。」などの記載がある仕事(案件)を行った副業Webデザイナーの場合、成果物を納品したあとの著作物の権利はクライアントのものとなります。

 

そのため、インターネットやSNS上に無断で公開することは著作権侵害になり、さらに自分のポートフォリオに実績として載せる際も、クライアントの許可や承諾が必要になるのです。

 

著作権侵害とは、他人の著作物(イラスト、画像、テキスト、写真、音楽、動画、プログラム等)を無断で利用することを言います。

自分で自分の作品の著作権侵害にならないように、副業の仕事(案件)をする際は注意しましょう。

 

 

副業Webデザイナーからフリーランスへの独立も検討してみましょう

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Webデザイナーとして副業を始める方は、副収入を獲得したいなどの思いがあり、副業を開始する方が多いのではないでしょうか。

副業をする方の中にはフリーランスを視野に入れ行動している方も多く存在します。

 

突然フリーランスとして独立しても将来が不安であるため、まず試しに副業を行い感覚や稼ぎ方を習得するのです。

副業を行う目的は人それぞれですが、副業の先にフリーランスというキャリアが広がっていることを把握しておくと、より副業Webデザイナーを行う目的やどの副業を行うのかより明確になるでしょう。

 

今後副業を検討している方はフリーランスへ転向も考えてみてはいかがでしょうか。

収入に関して先述したように、副業よりもフリーランスの方が収入が高いため、特に収入を軸に考えている方はフリーランスへの独立を検討しましょう。

 

 

まとめ

今回はWebデザイナーの副業について詳しく解説しました。

具体的にはWebデザイナーの副業の収入をはじめとし、仕事の獲得方法や気を付けるべきポイント、初心者が副業Webデザインを始める方法、フリーランスへ独立することを解説していきました。

 

現在、会社員としてWebデザイナーに従事している方は、様々な経験や将来キャリアの幅も広がる可能性の高い副業を検討してみることをおすすめします。

また未経験/初心者の方は、まずWebデザインのスキルを習得するためデザインスクールやオンライン学習など自分の適している学習方法を選んで挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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