コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。
実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスエンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスエンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事はマークアップ言語であるHTMLに焦点を当て、HTMLフリーランスエンジニアの実情を詳しく解説します。
具体的には、HTMLの概要、HTMLフリーランス案件・求人の種類、HTMLフリーランス案件・求人の単価相場、HTMLのリモートワーク案件事情、HTMLの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、HTMLフリーランスエンジニアの必要スキル、未経験でのHTMLフリーランスエンジニア挑戦について、HTMLフリーランスエンジニアの資格の必要性、HTMLフリーランス案件・求人獲得方法、HTMLフリーランスエンジニアの将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・HTMLフリーランスエンジニアを今後検討している方
・Webコーダーやフロントエンドエンジニアとして活躍している方
・Webコーダーやフロントエンドエンジニアを今後検討している方
・HTMLに興味/関心がある方
・フロントエンド開発に興味/関心がある方
・HTMLフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・HTMLフリーランスエンジニアの市場動向や将来性を知りたい方
HTMLとは
この章ではHTMLの概要について解説していきます。
HTMLは、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)の略称であり、コンピュータが理解できる、マークアップ言語です。
現在、インターネット上で公開されてるほとんどのWebページは、HTMLで作成されています。
マークアップ言語とは、文章を構造化するための言語です。
例えば「ここはタイトル部分です」「これ以降より本文が始まります」「ここは大切な文章です」など、人間であれば直感的に理解できる事柄を、タグや記号で表示し、コンピューターに認識させることを指します。
2021年4月時点、HTMLの最新バージョンはHTML5です。
HTMLは小規模から大規模までのWebサイト制作や、Webデザイン、ソーシャルゲームデザイン業務などに活用されています。
HTMLと組み合わせて使用する言語がCSSですので、簡単にCSSについて解説します。
CSSは(Cascading Style Sheets)の略称であり、Webページのスタイルを指定するための言語です。
HTMLがWebページ内の各要素の意味や情報構造を定義し、CSSは、HTMLで作られた文書構造にデザインを加えて見栄えを整える役割を担っています。
例えば、Webページが画面に表示される際の色やサイズ、レイアウトなどの表示スタイルや、 音声で読み上げられる際の再生スタイルなど、 Webページをどのようなスタイルで表示、出力、再生するかを整えます。
HTMLの種類
HTMLの種類について解説します。
HTMLには「HTML4」「XHTML」「HTML5」など、いくつか種類が分かれており、それぞれ文法や表現できることが少し違いますので簡単に見ていきましょう。
HTML4
HTML4はもともとあるHTMLのバージョンバージョン4です。
HTML4が1997年からであり、HTML5が2014年から現在です。
XHTML
XHTMLは、HTMLとXMLの特徴を合わせたwebページを作るための言語です。
HTMLとXHTMLは、Webページを構成するのに使うマークアップ言語という言語ですが、書き方のルールやできることが異なります。
XHTMLのメリットは、プログラムを介したページを作りやすいということです。
XHTMLの習得は、HTMLとXMLはHTMLとXMLの文法が理解できればそれほど難しくないです。
主にデータのやりとりや管理を簡単にする目的で使われ、記述形式がわかりやすいという特徴があります。
HTML5
HTML5は、HTMLタグを使ってHTML文書を作成することができます。
現在はホームページ制作の場合、HTML5を用いることがほとんどです。
また、CSSと組み合わせることでデザインを制御できる点、XHTML形式で作成すればXMLデータとして扱える点などもHTML 4と同じです。
HTML5の特徴として、動画や音声の埋め込みが簡単であること、文章構造がシンプルになったこと、Webアプリケーションを開発しやすいことなどが挙げられます。
HTMLの特徴は以下をご覧ください。
・現在存在しているほとんどのWebページに使用されている
・HTMLにはHTML4、XHTML、HTML5と3種類ある
・HTMLはCSSと組み合わせて使用することがほとんど
・小規模〜大規模開発まで可能
・習得難易度は低く初心者でも始めやすい
・HTML5フレームワークが充実【Less Framework 4、HTML5 Boilerplate、G5 Framework、perkins CSS3 LESS Framework、Gridless、Gravity Framework、inuit.css、Baseline、52framework、LimeJS、Popcorn.js、Jo HTML5 Mobile App Framework】
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HTMLフリーランス案件・求人の種類
HTMLフリーランス求人・案件・求人には大きく分けてWebアプリ開発とモバイルゲーム開発、組み込み/制御開発の3種類があります。
ここではそれぞれのフリーランス案件・求人にどんな特徴があるのかについて解説します。
Webサイト制作フリーランス案件・求人
HTMLスキルを持っているWebサイト制作フリーランス案件・求人に参画出来ます。
ゲーム、エンタメ、Webサービス、広告、EC、メーカーなどBtoC色の強い業界でフリーランス案件・求人が多く存在しています。
HTMLフリーランスエンジニアとして、デザイン設計やCSS、JavaScript、jQueryなどプログラミング言語、Photoshop/ Illustrator、Adobe XDのスキルや知識があると受注しやすいでしょう。
ゲームデザイン・ゲーム開発フリーランス案件・求人
HTMLスキルを持っているゲームデザイン・ゲーム開発フリーランス案件・求人に参画出来ます。
特にモバイルゲーム開発は大規模での開発を行っているため、HTMLフリーランスエンジニアも比較的大規模なフリーランス案件・求人に参画できるでしょう。
HTMLフリーランスエンジニアとして、AndroidやiOS開発経験や知識、CSS、JavaScript、jQueryなどプログラミング言語、Photoshop/ Illustrator、Adobe XDのスキルや知識があると企業側に高評価を与えられるでしょう。
HTMLフリーランス案件・求人の単価相場
この章ではHTMLフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
HTMLフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
HTML5 | 57.5万円 | 55万円 | 120万円 | 20万円 |
また、HTMLフリーランス案件・求人の実務経験年数別の単価相場は以下の通りです。
HTML実務経験年数 | HTML単価/年収 |
---|---|
HTML経験1年未満 | 28万円前後 (年収330万円) |
HTML経験1年~2年 | 33万円前後 (年収396万円) |
HTML経験2年~3年 | 47万円前後 (年収561万円) |
HTML経験3年~5年 | 55万円前後 (年収660万円) |
HTML経験5年以上 | 66万円前後 (年収792万円) |
HTMLフリーランス案件・求人の平均単価は57.5万円です。最低単価20万円〜最高単価120万円まで幅広くあることがわかりました。
HTMLフリーランス案件・求人の月額単価相場を年収に換算すると、約690万円です。
年収を比較をしやすいようにHTMLの会社員エンジニアを見てみましょう。
会社員におけるHTMLエンジニアを含むエンジニアの平均月収は38万円であり、年収に換算すると約466万円です。
HTMLフリーランスエンジニアの年収の方が会社員のHTMLエンジニアを含むエンジニアの年収と比較して約1.5倍高いことがわかりました。
HTMLフリーランスエンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望しているエンジニアはフリーランスエンジニアを選択すると良いでしょう。
HTMLのリモートワーク案件・求人事情
この章ではHTMLのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「HTML リモート」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると76件です。
HTMLリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約5.2%です。
Webアプリのフロント開発、人材関連システムのフロント開発、コミュニティサイト制作、美容関連サイト制作などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているHTMLフリーランスエンジニアは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、HTMLのリモートワーク案件・求人は増加していく可能性もあります。
将来的に増加する理由は、現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、IT技術の発展によるセキュリティ面の改善、5Gなど通信速度の改善によりリモートワーク環境が整えられること、最先端技術を使用した新たなサービス立ち上げが増える可能性があることなど挙げられます。
しかし、企業によってはセキュリティ面の問題や、リモート環境を整える仕組みが出来ていない、リモートワークによってコミュニケーション齟齬が生じるなどの理由で常駐メインでアサインしているところも多いです。
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HTMLの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではHTMLの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「HTML 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると59件です。
HTML週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約4%です。
HTMLの週2日・週3日フリーランス案件・求人は人材求人サイト制作、自社サービスアプリのデザイン業務、コーポレートサイト制作などがあります。
HTMLフリーランスエンジニアとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々なプロダクト開発に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
HTMLの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、豊富な開発経験を積みたいHTMLフリーランスエンジニアにおすすめです。
今後、HTMLの週2日・週3日フリーランス案件・求人は、増加していく可能性もありますが時間を要するでしょう。
将来的に増加する理由は、2018年に副業を解禁し年々推進する企業が増加していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、IT/Web市場が国内を含む世界中で拡大していること、雇用形態が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していることなど挙げられます。
HTMLフリーランスエンジニアの必要スキル
この章ではHTMLフリーランスエンジニアの必要スキルについて解説していきます。
HTMLフリーランスエンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
HTML/CSS開発経験や知識
HTMLフリーランスエンジニアに必要なスキルはHTML/CSS開発経験や知識です。
フリーランス案件・求人では、即戦力となる人材が必要とされているため、HTML/CSS開発の経験、マークアップエンジニア、Webコーダー経験年数は1年~3年以上が最低ラインでしょう。
HTMLフリーランスエンジニアとして、HTML/C++以外にJavaScript、jQuery、PHPなどのフロント開発で必要なプログラミング言語経験があると企業側から高評価を得られやすいです。
HTMLフリーランスエンジニアとして、高単価を獲得するためHTML/CSS開発経験や知識は最低でも身に付けましょう。
フロント開発経験や知識
HTMLフリーランスエンジニアに必要なスキルはフロント開発経験や知識です。
例えば、UI/UX設計スキルや知識、CMSやSEOなどの知識や知見、PhotoShop/Illustratorなどデザイン関連スキルや知識、CMS構築スキルです。
上記フロント開発経験や知識を持っていることによりWebサイト制作で使用する開発スキルなどがあることにより、担当可能な業務の幅が広がり年収アップに繋がります。
フロント開発経験や知識を身に付けHTMLフリーランスエンジニアとして高単価を獲得できるようにしましょう。
論理的思考力
HTMLフリーランスエンジニアに必要なスキルは論理的思考力です。
エンジニアとして、開発に携わるため、設計や要件定義などの知識を持っていることが望ましいです。
開発するWebサイトやシステム、アプリは論理的な構造であるため、ロジックをしっかり立てて開発を進めないとWebサイトやシステム、アプリは設計出来ません。
また効率良く開発をするため優先すべき機能など整理することができ生産性を向上させることも論理的思考力により可能です。
つまり論理的思考力を持っていることにより、Webサイトやシステム、アプリ開発効率を測れる可能性が高く、また開発チームに自分が持っている知識を共有できるため企業側から重宝されるHTMLフリーランスエンジニアになれるでしょう。
コミュニケーションスキル
HTMLフリーランスエンジニアに必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
HTMLフリーランスエンジニアに限った話ではありませんが、エンジニアにはコミュニケーションスキルも必要とされます。
HTMLフリーランスエンジニアとして案件・求人に参画した後、開発チームに所属して他エンジニアや場合によってはクライアントと連携を取り、システム開発を行っていきます。
HTMLフリーランスエンジニアとして円滑に業務を進めるためにコミュニケーションスキルが必須です。
上流工程やマネジメント経験
HTMLフリーランスエンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
HTMLフリーランスエンジニアとして、マネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験があると企業側から高評価を得ることができます。
つまりHTMLフリーランスエンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。
HTMLフリーランスエンジニアは未経験でもなれる?
この章ではHTMLフリーランスエンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・HTMLは未経験だが、他エンジニア職に就き、開発経験がある
・エンジニア未経験でHTMLフリーランスエンジニアに挑戦する
まず、HTMLは未経験だが、他エンジニア職に就き開発経験がある場合、HTMLフリーランスエンジニアとしてHTMLフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
その理由として、システム開発経験がある場合、どこかの担当に当て嵌めやすいためです。
次にエンジニア未経験でHTMLフリーランスエンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
HTMLフリーランス求人・案件の場合、即戦力のHTML/CSS開発経験があるマークアップエンジニア、Webコーダーまたはフロントエンド開発、それに類似したスキルを持っているエンジニアのアサインを希望しているためです。
エンジニア未経験からHTMLフリーランスエンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・HTML/CSSを取り扱っているプログラミングスクール/オンライン学習サービスで学習する
・正社員や契約社員エンジニアとして2~3年ほどHTML/CSS開発経験やフロント開発に携われるエンジニア経験を積む
HTML/CSSを取り扱っているプログラミングスクールやオンライン学習サービスを受講する方は、「HTML/CSS プログラミングスクール おすすめ」や「HTML/CSS オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
HTML/CSS未経験として正社員や契約社員エンジニアを検討している方は、正社員や契約社員のHTML/CSS案件を探すことが出来る大手求人サイトや転職サイト、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。 実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーラン[…]
HTMLフリーランスエンジニアは資格ある方が良い?
HTMLフリーランスエンジニアに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者や実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがHTMLのノウハウがあることを証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【HTMLフリーランスエンジニアが持っていると有利になるおすすめの資格】
・HTML5プロフェッショナル認定試験
・Webクリエイター能力認定試験
・PHP技術者認定試験
HTMLやエンジニア関連資格を取得することで、開発スキルを証明することは可能です。
しかし、HTMLフリーランスエンジニアとして重要視すべきことは、HTML/CSSの実務経験やフロント開発周辺で必要な開発スキルを保有していることです。
そのためHTMLの資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
HTMLフリーランスエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験を積むことに注力しましょう。
HTMLフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではHTMLフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
HTMLフリーランスエンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
HTMLフリーランスエンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはHTMLフリーランスエンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
HTMLのフリーランスエンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
HTMLフリーランスエンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出していたり、個人的に募集をしています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いHTMLフリーランスエンジニアにはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
HTMLフリーランスエンジニアは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションが少ない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
HTMLフリーランスエンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
エンジニア経験が浅い方や開発実績を作りたい方におすすめです。
HTMLフリーランスエンジニアの将来はどうなの?
この章ではHTMLフリーランスエンジニアの将来性について解説します。
HTMLフリーランスエンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスエンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスエンジニアの将来性を見極めていきましょう。
HTMLフリーランスエンジニアのニーズは今後、安泰または増加していくでしょう。
HTMLのニーズが拡大していく理由をIT市場動向から分析してみましょう。
業界動向サーチの調査において、2019年-2020年のインターネット業界の業界規模(主要対象企業119社の売上高の合計)は5兆5,366億円となっており、前年度からの成長率は+12.3%です。
2009年から現在まで右肩上がりで上昇を続けています。
またHTML/CSSが多く活用されているモバイルゲームを含むゲーム市場を見ていきましょう。
2020年11月、株式会社角川アスキー総合研究所が発表した世界のゲーム市場の調査レポート『グローバルゲームマーケットレポート2020』の調査によると、2020年の世界ゲーム市場は、前年比19.6%増となる1,749億ドル(約18兆3,758億円)に達する見通しです。
特にモバイルゲームの2020年の市場規模は、前年比25.6%増の863億ドル(約9兆664億円)となりゲーム市場の成長を大きく後押ししています。
なお、xR、5G、AI(人工知能)、ビッグデータ、ブロックチェーン、IoTによるIT分野の発展により、HTML/CSSエンジニアを含むIT人材は最大74万人不足するとの予測も出ています。
つまり、インターネット市場動向や、ゲーム市場動向、IT市場の発達によるエンジニアを含むIT人材不足を考慮すると、HTMLフリーランスエンジニアのニーズは安泰または増加すると言えるでしょう。
まとめ
今回は、HTMLに焦点を当て、HTMLフリーランスエンジニアの単価相場、必要スキル、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
開発実績と信頼により安定性のあるHTMLはWebサイト制作や、Webデザイン、ソーシャルゲームデザイン業務などで利用されています。
その結果、HTMLフリーランスエンジニアの需要も安定しています。
HTMLフリーランスエンジニアとして企業に重宝される秘訣はHTML/CSS開発経験や知識、フロント開発経験や知識、論理的思考力、コミュニケーションスキル、上流工程やマネジメント経験を身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのHTMLフリーランスエンジニアやHTMLに興味のあるエンジニアにとって、お役に立てましたら幸いです。