JavaScriptフレームワーク徹底解説【2021年版】

JavaScriptは1995年にリリースされたWebサイトやシステムの開発に使われているオブジェクト指向のプログラミング言語です。

JavaScriptはWebサイト、Webアプリ、バックエンド、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど様々な開発に使用されています。小規模のWebサイト制作から大規模システム開発まで幅広く開発が出来ます。

 

そんなJavaScript開発においてJavaScriptフレームワークの種類が多くどの開発にどのフレームワークを活用するのが良いのか、どのフレームワークを習得すべきなのか、フリーランスエンジニアでも迷っている方は多いかと思います。

特定のフレームワークを募集条件にしている開発案件も多くあり、JavaScript開発においてフレームワークの習得は必須と言えるでしょう。

 

また、IT業界はトレンドが早く仮にトレンドではないJavaScriptフレームワークを習得した場合、それに費やした労力が無駄になってしまうことも。

今回はJavaScriptのフレームワークについてわかりやすく解説していきます。

 

具体的にはフレームワークの説明やライブラリとの違い、JavaScriptフレームワークのメリットやデメリット、JavaScriptフレームワークの市場動向、おすすめのJavaScriptフレームワークについて見ていきましょう。

しっかりと開発に適したJavaScriptフレームワークを把握し、フリーランスエンジニアとして第一線で活躍しましょう。

 

特にJavaScriptフレームワークの記事をご一読していただきたい方

JavaScriptエンジニアとして活躍をしている方
JavaScriptエンジニアを今後検討している方
JavaScriptやエンジニア自体に興味/関心がある方
JavaScriptフレームワークの知識/理解を学習したい方
JavaScriptフレームワークの市場動向を把握したい方
どのJavaScriptフレームワークを習得するか迷っている方

 

 

 

フレームワークとは?

まず、JavaScriptフレームワークを解説する前にフレームワークについて解説していきます。

フレームワークとは、全体処理の流れがある程度決められているソフトウェアです。

 

もともと、フレームワークは枠組みや骨組みといった意味がありますが、エンジニアが使用するフレームワークの意味はソフトウェア開発の土台となるプログラム部品を指します。

つまりプログラムのひな形です。

 

フレームワークには複数の種類があり、Webアプリケーション開発で活用する「Webアプリケーションフレームワーク」やデータのソートや文字列操作、テスト、数学関数などアプリケーション機能や性能、操作性向上のための「ユーティリティ系フレームワーク」などがあります。

フレームワークを活用することにより、システムやアプリケーション開発の工程を向上させることができます。

 

しかし、フレームワーク特有のコードがありプログラミング言語の習得に加え、一定のコードを習得する必要があります。

 

 

フレームワークとライブラリの違い

フレームワークについて理解できたところで、フレームワークと混同しやすいのがライブラリです。

この章ではフレームワークとライブラリの違いについて解説します。

 

フレームワーク:
全体処理の流れがある程度決められているソフトウェア、つまりプログラムのひな形のことです。

ライブラリ:
関数やクラスという再利用できる部品をまとめたコードの集まり。特にクラスを集めたものをクラスライブラリと呼びます。

 

フレームワークとライブラリの違いとはフレームワークはアプリケーションの設計レベルの再利用を目的としていることに対して、ライブラリは単にコードの再利用を目的としていることです。

 

 

JavaScriptフレームワーク活用のメリット

この章ではJavaScriptフレームワーク活用のメリットを解説していきます。

JavaScriptフレームワークのメリットをしっかり理解し習得するかどうかの判断材料にしましょう。

 

開発効率の向上

JavaScriptフレームワーク活用のメリットは開発効率の向上が挙げられます

フレームワークは、原形で利用できるテンプレート、再利用可能なクラス、ライブラリ、API等で構成されています。

 

例えば多くのシステムやアプリケーション開発に利用されている、信頼できるJavaScriptフレームワークを導入することで、コーディングの大部分の用意が不必要になり、開発効率の向上に繋がります。

機能やデザインのカスタマイズも簡単に出来るため、短期間で質の高いシステムやアプリケーションを開発することが可能です。

 

近年MVP開発やリーンスタートアップという言葉が出てきているように、IT/Web業界ではシステムやアプリなどのサービスを最小工数で開発し、短期間でリリースすることが大切です。

 

バグの減少

JavaScriptフレームワーク活用のメリットはバグの減少が挙げられます

JavaScript開発において、フレームワークを使わず開発を行うと、多くの箇所でバグが発生する可能性が高くなります。

 

これは単純に開発の力量が足りなかったこともあり得ますが、フレークワークを使用することで自力で書く際よりもバグが出にくくなる傾向にあります。

また、JavaScriptフレームワークは世界中多くのエンジニアに活用されており、ある程度のバグは解決されているということもJavaScriptフレームワークを活用するメリットです。

 

コードの統一性を保持

JavaScriptフレームワーク活用のメリットはコードの統一性を保持が挙げられます

チームを含む1人以上でJavaScript開発を行う際、フレームワークを活用することでコードの統一性を保てます。

 

コーディングなどのスキルはフリーランスエンジニアごとで異なり、その人の個性やクセが出ます。

そのため開発効率が落ちたり、バグが多くなったり、エラー時の対応やコードを引き継ぐ際に時間がかかったりなどコードに統一性が無いことのデメリットは多いです。

JavaScriptフレームワークという共通ルールを使うことにより、フリーランスエンジニア毎のコーディングの違いを減らし、多人数開発にも対応しやすくなります。

 

 

JavaScriptフレームワーク活用のデメリット

この章ではJavaScriptフレームワーク活用のデメリットを解説していきます。

JavaScriptフレームワークのデメリットをしっかり理解し習得するかどうかの判断材料にしましょう。

 

フレームワーク習得時間が必要

JavaScriptフレームワーク活用のデメリットはJavaScriptフレームワーク習得に時間が必要ということです

特に経験が浅い方や今後JavaScriptエンジニアを目指している方はJavaScript自体のプログラミング言語習得以外にJavaScriptフレームワークの習得にも時間を使う必要があります。

 

そのため、JavaScriptスキルのために素早いキャッチアップが必要です。

ドキュメントは英語で作成されていることも多くかつ、マイナーなJavaScriptフレームワークの場合、情報があまりないことなども有り得ます。

 

フレームワーク活用で処理が重くなる

JavaScriptフレームワーク活用のデメリットはフレームワーク活用で処理が重くなることが挙げられます

JavaScriptフレームワークは汎用化されており、処理が重かったりさらにファイルサイズも大きいこともあります。

つまり、フレームワークの機能の一部しか使用しなくても同じ仕組みを利用するため、その分負荷がかかります。

JavaScriptフレームワークを活用する際は、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

 

JavaScriptフレームワークの脆弱性

JavaScriptフレームワーク活用のデメリットはJavaScriptフレームワークの脆弱性が挙げられます

JavaScriptフレームワークの中には脆弱性が報告されるものもあります。

 

フレームワークに脆弱性が発見されると、開発したシステムやアプリケーションなどサービスのセキュリティにも脆弱性があるということに繋がるので、最悪の場合信頼性が失われる恐れがあります。

主流JavaScriptフレームワークになるにつれて多くエンジニアやサービスに活用されているため、脆弱性が発見されることは稀ですが、事前に精査した上でJavaScriptフレームワームを活用しましょう。

 

 

JavaScriptフレームワークの選び方

この章ではJavaScriptフレームワークの選び方を解説していきます。

どのJavaScriptフレームワークを習得するか迷っているフリーランスエンジニアの方はどの選び方が最適なのかしっかり考えましょう。

 

目的別で選択

JavaScriptフレームワークの選び方として、目的別で選ぶ方法があります。

JavaScriptフレームワークは開発規模の大きさやどのようなものを開発するかなど、得意な部分がそれぞれ異なります。

 

一定数の学習時間がかかる多機能なフレームワークや最低限の知識があれば活用できる軽量なフレームワークなど様々です。

また、開発者の知識や開発を担当する機能に応じて、考えると良い場合もあります。

 

自分の環境で選択

JavaScriptフレームワークの選び方として、自分の環境で選ぶ方法があります。

JavaScriptフレームワークには様々なものがありますが、「いざとなったら質問や相談を周りにできるエンジニアはいるのか?」や「プログラミングスクールや社内研修で取り扱っているのか?」などフレームワークの習得に対して、自分の周りの環境に目を向けてみましょう。

 

もし詳しい人や学習環境が整っているJavaScriptフレームワークが身近にある場合は、そのJavaScriptフレームワークから始めるのも良いでしょう。

 

トレンドや将来性で選択

JavaScriptフレームワークの選び方として、トレンドや将来性で選ぶ方法があります。

上記解説した2点以外に特別な要件がなければ主流のJavaScriptフレームワークや世界中で注目されているJavaScriptフレームワークを選びましょう。

 

トレンドや将来性もあるフレームワークは、コードが記述やテストが簡単であるなど、何かしら注目されている理由が存在します。

また、トレンドや将来性のあるJavaScriptフレームワークはドキュメントや参考になる記事などの情報も豊富に公開されているので習得しやすいでしょう。

 

 

 

フレームワーク案件数から見るJavaScriptフレームワーク市場動向

この章ではフレームワーク案件数から見るJavaScriptフレームワーク市場動向を解説していきます。

フリーランスエージェントで公開されている案件を参考に、JavaScriptフレームワーク案件数を見ていきましょう。

JavaScriptフレームワーク徹底解説関連画像

(参照:フリーランススタート JavaScriptのフレームワークの公開案件数)

 

JavaScriptフレームワーク案件数はReactが2,520件、Vue.jsが2,001件、Node.jsが936件、jQueryが730件、AngularJSが233件、ReactNativeが167件、Backbone.jsが30件、NuxtJSが14件、PhoneGapが9件、Knockout.jsが8件です。

 

上記JavaScriptフレームワーク案件数を見ても、数多くの案件でフレームワークを活用されていることがわかります。

上記フレームワーク案件数から見るJavaScriptフレームワーク市場は現状安泰ということがわかります。

 

また、JavaScriptフレームワークでもReactやVue.js、Node.jsは案件数も多く、企業から支持されているため、JavaScriptフレームワークを習得していない方はトレンドの参考にしてみましょう。

 

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JavaScriptフレームワーク/ライブラリのトレンド

この章ではJavaScriptフレームワーク/ライブラリのトレンドについてやトレンドから見えてくる市場動向を解説していきます。

どのJavaScriptフレームワーク/ライブラリが頻繁に検索されているのかGoogleトレンドで見ていきましょう。

JavaScriptフレームワーク徹底解説関連画像

 

JavaScriptフレームワーク/ライブラリのトレンドの結果はReact、Node.js、Vue.js、AngularJS、Backbone.jsの順となりました。

JavaScriptフレームワーク/ライブラリでは、Reactが一番のトレンドとなります。

 

また、JavaScriptフレームワーク/ライブラリ案件数とJavaScriptフレームワークのトレンドでは相関関係があまりないこともわかりました。

JavaScript開発に関わっている方はJavaScriptフレームワーク/ライブラリのトレンドを抑えておきましょう。

 

なお、JavaScriptの市場動向を少し見ていきましょう。

2020 HackerRank Developer Skills Report内、Which frameworks do you plan on learning next?での調査ではReactが1位、AngularJSが2位、Vue.jsが4位、Express.jsが8位、Backbone.jsが10位Ember.js(Ember)が12位、Meteorが15位となっています。

 

JavaScriptは数多くのサービスで使われており、一部例をあげるとGoogle、はてなブログ、ビズリーチ、メルカリ、グノシー、CAMPFIREなど多くの企業やシステム、アプリケーションなどに活用されています。

JavaScriptは常にIT市場を牽引してきた開発技術の1つとして高い安定性があり、さらにJavaScriptフレームワーク数や習得希望順位や結果が占めている割合を含めるを、JavaScript同様JavaScriptフレームワークのニーズはあることがわかります。

 

 

おすすめのJavaScriptフレームワーク10選

この章では、JavaScript開発の際に活用されるJavaScriptフレームワーク10選を紹介します。

JavaScript開発に携わるフリーランスエンジニアの方は、ぜひ興味/関心のあるJavaScriptフレームワークを探してみましょう。

 

React

ReactはFacebook社が開発したUI構築のためのJavaScriptライブラリです。

ReaはReact.jsやReact.JSと呼ばれることもあります。

 

Reactは2013年にリリースされ、2021年6月時点では17.0.2が最新バージョンとなっています。

現在ではFacebookやInstagram、Yahoo!、Airbnb、Reddi、Netflix、Slack、Uberなど世界的にも有名な数多くのIT企業で活用されています。

 

Reactの特徴として宣言的なViewになっていることやコンポーネント指向であること、仮想DOMが高速であること、管理しやすい設計であること、カスタマイズ性が高いことが挙げられます。

Reactは一度学習すればどこでも使えるという特徴も持っており、開発の途中から利用されることを想定して作られています。

どんなWebアプリケーションに対してもすぐに導入できます。

 

宣言的なViewとは、UI部品に対し「このような表示になります」と宣言するように実装できるということです。

そのため他の人がソースコードを読んでも理解がしやすい仕組みとなっています。

 

Reactは中規模〜大規模のWebシステム開発やWebアプリケーション開発に適したJavaScriptライブラリです。

 

jQuery

jQueryはJavaScriptでできることを簡単な記法で実現できるJavaScriptライブラリです。

jQueryは2006年にリリースされ、2021年6月時点では3.6.0が最新バージョンとなっています。

 

jQueryの特徴として動的な表現を短いコードで簡単に実装できること、Ajaxが簡単に扱えること、プラグインで拡張できること、ブラウザ関係なく活用できること、HTMLのDOM操作が簡単にできること、ドキュメントが豊富で学習コストが低いことなどが挙げられます。

jQueryはJavaScriptで記述した方が処理が早いこともあり、使い方によっては処理が遅くなる場合もあります。

 

jQueryは世界中の全Webサイト中75.3%が使用しているとも言われており、フロントエンドエンジニアやWebデザイナー、UI・UXデザイナーなどは取得しておくべきJavaScriptライブラリです。

 

AngularJS

AngularJSはGoogleとユーザーコミュニティによって開発されたオープンソースのJavaScriptフレームワークです。主にフロントで活躍するフレームワークです。

JavaScriptの主流フレームワークの1つであり、2009年にリリースされ2021年6月時点では1.8.2が最新バージョンとなっています。

AngularJSは2018年7月1日から3年間の長期サポート期間に入っており、2021年12月31日にサポート終了することを知らせています。

AngularJSには、2016年9月Angularと呼ばれているバージョン2.0がリリースされておりますがAngularJSとの互換性はありません。

 

ちなみに、AngularはGoogleとコミュニティによって開発されているTypeScriptベースのオープンソースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークです。

AngularJSとAngularは混同される方も多いですが、間違えないようにしましょう。

 

AngularJSの特徴として、MVCを採用していること、分かりやすいコード記述ができる仕組みが用意されていること、双方向データバインディングの機能を持つこと、高速で開発ができること、DIの利用がされていることなどが挙げられます。

また、AngularJSはWebアプリケーション開発に必要な機能をほとんどサポートしていることも特徴の1つです。

 

AngularJSも中規模〜大規模Webシステム開発やWebアプリケーション開発に適したJavaScriptフレームワークです。

 

Vue.js

Vue.jsはWebアプリケーションにおけるUIを構築するためのオープンソースのJavaScriptフレームワークです。

Vue.jsは2014年にリリースされ、2021年6月時点では3.0.11が最新バージョンとなっています。

 

Vue.jsはVueとも呼ばれており、主にフロントエンド開発で活用されています。

Vue.jsの特徴として、HTMLL/CSSに似た記述方法であるためシンプルでわかりやすいことや拡張性が高いこと、SPAで開発しやすいこと、コンポーネントによる再利用性が高いこと、シンプルかつドキュメントが豊富であり学習コストが低いことなどが挙げられます。

 

Vue.jsは拡張性が高いことやシンプルな設計であるため、小〜大規模のWebシステム開発やWebアプリケーション開発に適したJavaScriptフレームワークです。

 

Backbone.js

Backbone.jsはRESTfulJSONインタフェースとMVP(Model–view–presenter) アプリケーションデザインパラダイムがベースのJavaScriptのライブラリです。jQueryやUnderscore.jsなどと一緒に活用されることが多いJavaScriptライブラリです。

 

Backbone.jsは2010年にリリースされ2021年6月時点では1.4.0が最新バージョンとなっています。

Backbone.jsはWordPress.com、Trello、FoursquareLinkedInなど有名なWebサービスにも活用されています。

 

Backbone.jsの特徴として軽量であること、設計の自由度が高いこと、MVCを採用していることなどが挙げられます。

Backbone.jsは小〜大規模のWebサービスやWebアプリケーション、Webサイト開発に適したJavaScriptライブラリです。

 

Knockout.js

Knockout.jsとはMVVM(Model-View-ViewModel)パターンをサポートするためのJavaScriptフレームワークです。

Knockout.jsはUI構築を行う目的で開発されています。

Knockout.jsは2010年にリリースされ、2021年6月時点では3.5.1が最新バージョンとなっています。

 

Knockout.jsの特徴として、軽量かつシンプルであることやマークアップの変更に強いこと、メンテナンス性の向上に優れていること、データバインディングなどの機能が備わっているもと、JavaScript肥大化の防止などが挙げられます。

また、Knockout.jsはマイクロソフトが開発したASP.NET MVCだけではなく、Ruby on Railsなどでも使用できることも特徴の1つです。

 

Knockout.jsは軽量かつシンプルであるため、小〜大規模のWebサービスやWebアプリケーション開発に適したJavaScriptフレームワークです。

 

Express.js

Express.jsは、サーバーサイドJavaScriptのNode.jsのWebアプリケーションフレームワークです。

Express.jsは2010年にリリースされ、2021年6月時点では4.16.4が最新バージョンとなっています。

 

Express.jsは、MEANスタックと呼ばれるもののバックエンド部分であり、MEANスタックとはMongoDB、Express.js、AngularJS、Node.jsの構成を指します。

Express.jsの特徴として、軽量でありかつカスタマイズしやすい、モジュールが豊富である、ドキュメントが豊富であり学習コストが低く初心者に適していること、などが挙げられます。

 

なお、Express.jsはJavaScriptの知識を必要とするため、初心者はまずJavaScript習得を目指しましょう。

Express.jsはNetflixなどでも活用されており、小〜大規模のWebサービスやWebアプリケーション開発に適したJavaScriptフレームワークです。

 

Ember.js(Ember)

Ember.jsはコンポーネントサービスパターンを利用したオープンソースのJavaScriptのWebフレームワークです。Emberとも呼ばれています。

Ember.jsは2011年にリリースし、2021年6月時点では3.27.5が最新バージョンとなっています。

 

Ember.jsはApple MusicをはじめとしSquareやLinkedIn、Groupon、Microsoft、Travis、Intercomなど世界的に人気なWebサイトで活用されています。

Ember.jsの特徴としてデータバインディングやコンポーネントなどの機能を搭載していること、MVCを採用していること、フルスタックなフレームワークであるため学習コストは高いこと、生産性の高く高速化が可能なツールキットなどが挙げられます。

 

Ember.jsは中〜大規模のWebサービスやWebアプリケーション開発に適したJavaScriptフレームワークです。

 

Meteor

MeteorはNode.jsをベースとしたJavaScriptのWebアプリケーションフレームワークです。JavaScriptでのクロスプラットフォーム開発が可能です。

Meteorは2012年にリリースし、2021年6月時点では2.1が最新バージョンとなっています。

 

MeteorはQualcomm、マツダ、IKEA、Honeywell、Dispatch、Mixmaxなどの世界的企業で活用されています。

Meteorの特徴としてJavaScriptベースのクロスプラットフォームであること、ドキュメントは多くありませんが、設計はわかりやすく比較的初心者にも習得しやすいことなどを挙げることができます。

 

NuxtJS

NuxtJSはVue.jsベースのJavaScriptのフレームワークであり、SSR(サーバサイドレンダリング)を行えるフレームワークです。

SSRとは、本来Webブラウザ上で実行されるJavaScriptをサーバ内部で実行してHTMLを生成する仕組みです。

 

NuxtJSは2016年にリリースし、2021年6月時点では2.14.8が最新バージョンとなっています。

NuxtJSの特徴として拡張性が高い構造であること、ルーティングが簡単に設定できること、ドキュメントが豊富であり学習コストが低いこと、Universalモード、SPAモード、Generateモードと3つのモードで柔軟にサイトを設計できることなどが挙げられます。

 

NuxtJSはSTUDIOやnoteなどのWebサイトに活用されていることもあり、メディアサイトなどSAPとして構築・運用するWebサイトや個人サイトなどに適しているJavaScriptのフレームワークです。

 

 

 

まとめ

今回はJavaScriptに焦点を当ててフレームワークの説明やライブラリとの違い、JavaScriptフレームワークのメリットデメリット、フレームワーク案件数から見たJavaScriptフレームワーク市場動向、おすすめのJavaScriptフレームワークについて解説していきました。

JavaScriptフレームワークの活用によって、セキュリティ面の確保やバグの減少など開発効率の向上を図ることができます。

また、JavaScriptフレームワーク/ライブラリはそれぞれ特徴があります。

例えば大規模開発はReactやAngularJS、Vue.js、高速開発はBackbone.jsやKnockout.jsなど開発規模や環境によって使用するフレームワーク/ライブラリは異なります。

 

JavaScriptフレームワークをはじめとし、開発スキルには流行り廃りがあり、日々新しいものが開発され、消えていっています。

そのためJavaScriptやJavaScript周辺知識に関する最新情報を常に確認し、アップデートしましょう。

 

フリーランスエンジニアとして自分の開発スキルや習得環境に適したJavaScriptフレームワークを選択し、IT業界で常に活躍していきましょう。

 

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