コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。
実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「PM(プロジェクトマネージャー)はフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)になれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は人気職種であるPM(プロジェクトマネージャー)に焦点を当て、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の実情を詳しく解説します。
具体的にはPM(プロジェクトマネージャー)の種類、PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の単価相場、PM(プロジェクトマネージャー)のリモートワーク案件・求人事情、PM(プロジェクトマネージャー)の週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の必要スキル、未経験でのフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)事情、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の資格、PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人獲得方法、PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)を今後検討している方
・PM(プロジェクトマネージャー)やIT業界に興味/関心がある方
・フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の案件・求人事情を知りたい方
・PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の市場動向や将来性を知りたい方
- 1 PM(プロジェクトマネージャー)とは
- 2 PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容
- 3 フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の単価相場
- 4 PM(プロジェクトマネージャー)のリモートワーク案件・求人事情
- 5 PM(プロジェクトマネージャー)の週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
- 6 フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の必要スキル
- 7 フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は未経験でもなれる?
- 8 フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は資格ある方が良い?
- 9 PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人獲得方法
- 10 フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の将来はどうなの?
- 11 まとめ
PM(プロジェクトマネージャー)とは
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)について解説します。
PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクトの運営、品質、納期等に責任を持ち、プロジェクトを円滑に推進させる役割を果たすプロジェクト管理者を指します。
具体的な業務内容には、プロジェクトメンバーの選定、顧客折衝、案件受注、要件定義、品質管理、納期・進捗管理、コスト管理等があります。
PM(プロジェクトマネージャー)とPMOの違い
ちなみにPM(プロジェクトマネージャー)はPMOと混同されることが多く、PM(プロジェクトマネージャー)とPMOの違いについて簡単に解説します。
PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクトの運用を任された個人です。
会社から依頼されたプロジェクトを推進するリーダーで、プロジェクトに対して大きな権限を持ちます。
PMOは、プロジェクトをより効果的に進めるために設置される組織や空間です。
PM(プロジェクトマネージャー)の仕事の一部を担うことでサポートしたり、PM(プロジェクトマネージャー)とコミュニケーションを図ったりしながら、より良いプロジェクトにするよう尽力します。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。 実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「PMOはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのPMOとして案件を継続的に受注でき[…]
PM(プロジェクトマネージャー)とPL(プロジェクトリーダー)の違い
PM(プロジェクトマネージャー)とPL(プロジェクトリーダー)の違いも簡単に解説します。
PL(プロジェクトリーダー)は、プロジェクト管理および統括を担う職種です。
具体的な仕事内容は、スケジュール管理、進捗管理やメンバー選定、プロジェクトマネージャーの補佐作業です。
つまり、PM(プロジェクトマネージャー)はプロジェクト全体の総責任者、PL(プロジェクトリーダー)はサポート役になります。
またスキル面においては、PM(プロジェクトマネージャー)が管理関連を重視するのに対し、PL(プロジェクトリーダー)は指導力を重視されます。
PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容を解説します。
システム開発計画策定
システム開発において、プロジェクト計画を立案します。
システム開発の目的、規模、スケジュール、予算、必要な人員や工数などシステム開発に必要な情報をクライアントからヒアリングし、システム開発計画を策定します。
システム開発計画段階で予定されていた条件を変更する必要が出てくる可能性も十分あり得ます。
その場合、クライアントに変更の打診をして、各所の調整を行うこともPM(プロジェクトマネージャー)の仕事です。
クライアントが求めるプロジェクトの方針と実際の開発にズレが生じないよう、全体に共有する設計書や計画書の作成業務も担当します。
プロジェクトチーム編成
設計書や計画書の作成が終了後、設計書や計画書に沿いシステム開発を行うための人員を確保します。
社内の人員だけで足りるのか、外部のパートナー企業との協業が必要なのか、全体のリソースを考慮しながらプロジェクトチームを編成します。
PM(プロジェクトマネージャー)として、限られた予算の中でプロジェクト計画を達成できるチームを作成する必要があります。
開発にあたって、ノウハウを持っている人がいる場合は事前に共有したり、不明点がある場合にはこの段階で解決しておきましょう。
プロジェクト推進、管理
クライアントに定期的な進捗共有をしながら、プロジェクトが予定通りに進行するように管理します。
クライアントから仕様変更の要望があった場合、スケジュールや予算調整、交渉を行い、プロジェクトメンバーの進捗は定例会議などで随時確認します。
日々プロジェクトメンバーやクライアント、プロジェクト関連企業とコミュニケーションを取っていると、プロジェクトへの真剣さを理解してもらいやすく、非常事態にも融通を利かせてもらいやすいです。
相談する際、問題点や、現状で行える対策、問題解決するための詳細など、相手にわかりやすく伝える必要があります。プロジェクトが円滑に進めるためにコミュニケーションを取るのもマネジメントの一部です。
評価とレビュー
プロジェクト完了後にレビューを行い、プロジェクトの問題点洗い出しや対策の立案、評価を行います。
次回以降のプロジェクトをより良くするため、評価やレビューは重要です。
クライアントとともにプロジェクト結果をレビューするケースが多く、評価やレビューをまとめた報告書を作成して、プロジェクトマネージャーの仕事は一段落となります。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の単価相場
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
PM(プロジェクトマネージャー) | 81.7万円 | 77.5万円 | 200万円 | 20万円 |
(参照:PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件 月額単価相場)
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人の平均単価は81.7万円です。最低単価20万円〜最高単価200万円まで幅広くあることがわかりました。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、約974万円です。
年収を比較をしやすいようにPM(プロジェクトマネージャー)の会社員エンジニアを見てみましょう。
会社員におけるPM(プロジェクトマネージャー)の平均月収は約47.4万円であり、年収に換算すると約569万円です。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の年収は、会社員のPM(プロジェクトマネージャー)の年収と比較して約1.7倍高いことがわかりました。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の方が収入が高いため、高収入を希望しているPM(プロジェクトマネージャー)はフリーランスを選択すると良いでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のリモートワーク案件・求人事情
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)のリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「PM(プロジェクトマネージャー) リモート」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると554件です。
PM(プロジェクトマネージャー)リモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約9.8%です。
また、「PM(プロジェクトマネージャー) リモート」をクラウドテック(2021年4月時点)上で検索すると76件です。
PM(プロジェクトマネージャー)リモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約21%です。
流通/小売、Webサービス、通信、銀行/保険/証券、EC、メーカーなど様々な業界のリモートワーク案件・求人があります。
具体的には小規模から大規模のBtoB向けWebアプリ開発、通信キャリア系サービス開発、Webサイト制作などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は自分で調べてみることをおすすめします。
今後、PM(プロジェクトマネージャー)のリモートワーク案件・求人は増加していく可能性があります。
その理由として現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、IT技術の発展によりセキュリティ面や労働環境の改善が促進されること、最先端技術を使用した新たなサービス立ち上げが増える可能性があることなど挙げられます。
しかし、企業によってはセキュリティ面の問題や、リモート環境を整える仕組みが出来ていない、リモートワークによってコミュニケーション齟齬が生じるなどの理由で常駐メインでアサインしているところも多いです。
リモートワーク案件・求人が豊富なdoocyJob(ドーシージョブ)を見てみる↓
PM(プロジェクトマネージャー)の週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)の週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「PM(プロジェクトマネージャー) 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると218件です。
PM(プロジェクトマネージャー)週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約3.9%です。
また、「PM(プロジェクトマネージャー) 週2日・週3日」をクラウドテック(2021年4月時点)上で検索すると63件です。
PM(プロジェクトマネージャー)週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約17.5%です。
流通/小売、Webサービス、通信、EC、メーカーなど様々な業界の週2日・週3日フリーランス案件・求人があります。
具体的には基幹システム開発、物流系コンサルティング支援、Webサービス開発、CtoC向けサービス開発などの週2日・週3日フリーランス案件・求人があります。
また週2日や週3日でも月収100万円や110万円など高単価なフリーランス案件・求人もあります。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々な業界の開発に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
PM(プロジェクトマネージャー)の週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な業界の開発経験を積みたいフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)におすすめです。
今後、PM(プロジェクトマネージャー)の週2日・週3日フリーランス案件・求人は増加していく可能性があります。
その理由として、2018年に副業を解禁し年々推進する企業が増加していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、最先端技術を使用した新たなサービスの立ち上げが増える可能性があること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していることなど挙げられます。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の必要スキル
この章ではフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の必要スキルについて解説していきます。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)としてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
プロジェクトマネジメントスキルや知識
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の必要スキルはプロジェクトマネジメントスキルや知識です。
PM(プロジェクトマネージャー)の仕事の多くはマネジメント業務です。
実際に、PM(プロジェクトマネージャー)はチームの進捗などを考慮し、適切な人材配置やフローを設計するといった業務を担います。
さらに、プロジェクトに関わる予算や仕様変更、契約書の管理などもPM(プロジェクトマネージャー)の仕事です。
開発には多くの文書が必要ですが、その中でもPM(プロジェクトマネージャー)は「プロジェクト管理文書(計画書)」について把握するスキルが要求されます。
PM(プロジェクトマネージャー)として、最低限プロジェクトマネジメントスキルや知識を身に付けておく必要があります。
ITスキル
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)に必要なスキルはITスキルです。
PM(プロジェクトマネージャー)はシステム開発作業を担当しませんが、クライアントの要望通りにシステムを構築するにはどのように組み合わせれば良いのかなど、多角的に分析できる開発経験が不可欠です。
開発段階で問題が発生した際、解決案を提示できるITスキルや知識も求められます。
そのためには、システムエンジニア(SE)などエンジニアとしての経験や実績を積むことも大切です。
その他クライアントの信頼を得るため、他社システムや製品を把握したり、IT市場動向を確認したりと、日々アップデートすることも必要になります。
課題解決スキル
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)に必要なスキルは課題解決スキルです。
プロジェクトに付きものなのが、予算の増加、スケジュールの遅延、技術的な問題発生などのトラブルです。
上記問題や解決すべき課題が生じたとき、役に立つのが課題解決スキルです。
PM(プロジェクトマネージャー)として状況に応じて判断し、常に最適な解決方法が導き出せるようにしておきましょう。
また、発生しそうな問題や課題を事前に予期し、対策を講じておくのも重要なスキルの1つです。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として、高収入を獲得したい方や重宝されるPM(プロジェクトマネージャー)を目指している方は課題解決スキルをしっかり身に付けましょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)に必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
PM(プロジェクトマネージャー)は、ユーザーニーズを把握すること、クライアントとの関係性を良好にすること、プロジェクトを進行するための強いチーム作りをすることが大切です。
つまり、PM(プロジェクトマネージャー)として、プロジェクトの計画とスムーズな進行を促進するための必須スキルと言えるでしょう。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として、上記のようなコミュニケーションスキルを身に付け、企業側から重宝されるように努力をしましょう。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は未経験でもなれる?
この章ではフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・PM(プロジェクトマネージャー)は未経験だが、システムエンジニア(SE)やPL(プロジェクトリーダー)など他エンジニア職種の経験やマネジメント経験がある
・IT業界は未経験でかつフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)に挑戦する
まず、PM(プロジェクトマネージャー)は未経験だがシステムエンジニア(SE)やPL(プロジェクトリーダー)など他エンジニア職種の経験やマネジメント経験がある場合、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)としてPM(プロジェクトマネージャー)フリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人は、上流から下流までシステム開発経験や、PL(プロジェクトリーダー)経験などPM(プロジェクトマネージャー)と類似している経験があれば、PM(プロジェクトマネージャー)未経験でも参画出来ます。
次にIT業界は未経験でかつフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)に挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件の場合、即戦力のPM(プロジェクトマネージャー)または、ある程度のマネジメント経験やそれに近しいスキル、経験を持っている方のアサインを希望しています。
IT業界未経験からフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)への独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・エンジニアとして開発に携わるためプログラミングスクール/オンライン学習サービスでシステム開発スキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほどシステムエンジニア(SE)として経験を積む
プログラミングスクールへ通う方は、「プログラミングスクール おすすめ」や「オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつPM(プロジェクトマネージャー)として、正社員や契約社員を検討している方は、まずエンジニアとしての実務経験か、コンサルタントの実務経験を積みましょう。
正社員や契約社員のエンジニア案件を探すことが出来る大手求人サイトや転職サイト、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。 実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「コンサルタントはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのコンサルタントとして案件を[…]
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は資格ある方が良い?
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)に資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者やPM(プロジェクトマネージャー)の実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがPM(プロジェクトマネージャー)やマネジメント領域の知識証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・プロジェクトマネージャ試験(PM)
・PMP(Project Management Professional)
・ITストラテジスト試験
・応用情報技術者試験
PM(プロジェクトマネージャー)やマネジメント関連の資格を取得することで、PM(プロジェクトマネージャー)やマネジメントスキルを証明することは可能です。
しかし、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として重要視すべきことは、PM(プロジェクトマネージャー)の実務経験、マネジメント経験/スキルを有していることです。
そのためPM(プロジェクトマネージャー)や関連資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として実務未経験の場合、まずマネジメントの実務経験やシステム開発経験を積むことに注力しましょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)が希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年ではFacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)にはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、前職は別業種でIT業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)は、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。
また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)経験が浅い方やPM(プロジェクトマネージャー)の実績を作りたい方におすすめです。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の将来はどうなの?
この章ではフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の将来性について解説します。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として続けていくべきなのか、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)を続けて問題ないのか、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の将来性を見極めていきましょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のニーズは今後、需要は安泰もしくは増加していくでしょう。
では、PM(プロジェクトマネージャー)のニーズが拡大していく理由をIT市場動向から分析してみましょう。
IDC Japan株式会社は、2021年1月6日に国内IT市場予測のアップデートを発表しています。
同調査において、2020年のIT市場は前年比6.3%減の17兆1162億円と予測しています。
2019年~2024年の年間平均成長率は1.2%、2024年の国内IT市場規模は19兆3601億円と予測しています。
成長予測の理由として、政府が掲げる企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化やSociety 5.0の提唱など、社会全体のデジタル化の動きが加速する可能性が高いためです。
また、AI(人工知能)、ビッグデータ、ブロックチェーン、IoT、xR、5GによるIT分野の発展により、PM(プロジェクトマネージャー)を含むIT人材不足に陥る可能性は高いです。
その証拠として以下調査を見てみましょう。
日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA)は2018年6月7日、「第9回JCSSA景気動向調査」の結果を発表しています。
同調査によると、77%のIT企業が「人材不足」という結果が出ています。「人材不足」を回答した77%の企業の内、56.1%の企業は「プロジェクトマネージャー系」人材が不足していることを回答しています。
上記2つの調査結果を考慮すると、今後IT市場が拡大する可能性は高い、かつ人材不足に陥ることは確実でしょう。
このことから、企業におけるシステム開発はPM(プロジェクトマネージャー)の活躍が必要不可欠であるため、IT市場拡大やIT人材不足に比例して需要は安泰もしくは増加していくでしょう。
まとめ
今回は、PM(プロジェクトマネージャー)に焦点を当て、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)はWebサービス、銀行/保険/証券、流通/小売、医療/福祉、メーカー、通信、公共・官公庁など様々な業界で活躍出来ます。
その結果フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の需要は安定しています。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)として企業に重宝される秘訣はPM(プロジェクトマネージャー)に必要なプロジェクトマネジメントスキルや知識、ITスキル、課題解決スキル、コミュニケーションスキルを身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)やPM(プロジェクトマネージャー)に興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。