コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。
実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスエンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスエンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は人気のプログラミング言語であるPythonに焦点を当て、Pythonフリーランスエンジニアの実情を詳しく解説します。
具体的には、Pythonの概要、Pythonフリーランス案件・求人の種類、Pythonフリーランス案件・求人の単価相場、Pythonのリモートワーク案件事情、Pythonの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、Pythonフリーランスエンジニアの必要スキル、未経験でのPythonフリーランスエンジニア挑戦について、Pythonフリーランスエンジニアの資格の必要性、Pythonフリーランス案件・求人獲得方法、Pythonフリーランスエンジニアの将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・Pythonフリーランスエンジニアを今後検討している方
・Pythonに興味/関心がある方
・Pythonフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・Pythonフリーランスエンジニアの市場動向や将来性を知りたい方
Pythonとは
この章ではPythonの概要について解説していきます。
Pythonは、1991年にグイド・ヴァン・ロッサムにより開発され、オープンソースで運営されているプログラミング言語です。
PythonはC言語、C++、Java、Perlなどの影響を強く受けています。
バージョンが上がるに連れ豊富な機能が追加され、2021年3月時点での最新バージョンは3.9.2です。
Pythonは2020年度より基本情報技術者試験で出題されるプログラミング言語に追加され、年々知名度も上がっています。
Pythonは機械学習や深層学習(ディープラーニング)を含むAI(人工知能)、IoT関連開発、組込み開発、ビッグデータ分析/解析、Webシステム開発など様々な開発に使用されています。
PythonはGoogle、Instagram、PayPal、NASA、YouTube、Evernote、DropBoxなどの企業や世界的有名サービスに活用されています。
Pythonの特徴は以下をご覧ください。
・A SMALL PLACE TO DISCOVER LANGUAGES IN GITHUBで第2位を獲得
・2020 HackerRank Developer Skills Report学習したいプログラミング言語ランキングで第2位を獲得
・シンプルで簡潔な構文
・汎用性が高い
・1行で多くの処理を記述可能
・誰が書いても同じようなコード
・標準ライブラリとして、豊富な機能を搭載
・豊富なPython向け外部ライブラリが存在
・初心者が習得しやすいプログラミング言語
・人気が高く、参考書やオンライン学習サービスが豊富
・Pythonフレームワークが充実【Django、bottle、Flask、Tornado、Plone、CherryPy、Pyramid、TurboGears、Hug、Web2py】
・深層学習(ディープラーニング)フレームワークが充実【TensorFlow、PyTorch、NumPy】
Pythonフリーランス案件・求人の種類
Pythonフリーランス求人・案件・求人には大きく分けて、データ分析・解析、AI(人工知能)・機械学習開発、Webシステム/アプリ開発の3種類があります。
ここではそれぞれのフリーランス案件・求人にどんな特徴があるのかについて解説します。
データ分析・解析フリーランス案件・求人
Pythonスキルを持っているデータアナリストやデータサイエンティストがこの案件・求人に参画します。
金融、証券、保険、小売、通信、医療、メーカーなどデータ分析・解析を頻繁に活用している業界が多い傾向です。
Pythonフリーランスエンジニアとして、Pythonの他にR言語、SQLなどのプログラミング言語やHadoop、Docker、Git、MySQLなどミドルウェアスキル、SAS、Tableauなどの統計関連ツール経験があると良いでしょう。
AI(人工知能)・機械学習開発フリーランス案件・求人
AI(人工知能)・機械学習開発フリーランス案件・求人は、Pythonフリーランスエンジニアのなかでも注目度が高いです。
フリーランス案件・求人は音声認識や画像認識、自然言語処理など非構造化データを扱ったり、システム開発、データ処理を行うなど幅広いです。
PythonフリーランスエンジニアとしてPythonの他にJava、JavaScript、PHP、Rubyなどのプログラミング言語スキル、Docker、Hadoop、Sparkなどの開発経験/知識、アルゴリズム開発や自然言語処理の知識、Pythonフレームワークスキル(特にDjango、TensorFlow、PyTorch、NumPy)があると良いでしょう。
Webシステム/アプリ開発フリーランス案件・求人
金融、メーカー、EC、通信などBtoBやBtoCなど様々な業界のフリーランス案件・求人に参画出来ます。
例えば、PythonはECサービスにおけるサーバサイド開発や法人向けのクラウドサービス事業(SaaS)、業務システム開発などのフリーランス求人・案件で利用されます。
PythonフリーランスエンジニアとしてPythonの他にサーバーサイド開発経験や、中規模〜大規模開発経験、Pythonフレームワークスキルがあると良いでしょう。
Pythonフリーランス案件・求人の単価相場
この章ではPythonフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
Pythonフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
Python | 72.6万円 | 70万円 | 160万円 | 12万円 |
(参照:Pythonのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
また、Pythonフリーランス案件・求人の実務経験年数別の単価相場は以下の通りです。
Python実務経験年数 | Python単価/年収 |
---|---|
Python経験1年未満 | 35万円前後 (年収420万円) |
Python経験1年~2年 | 42万円前後 (年収504万円) |
Python経験2年~3年 | 60万円前後 (年収714万円) |
Python経験3年~5年 | 70万円前後 (年収840万円) |
Python経験5年以上 | 84万円前後 (年収1008万円) |
(参照:フリーランススタート Pythonのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
Pythonフリーランス案件・求人の平均単価は72.6万円です。最低単価12万円〜最高単価は160万円まで幅広くあることがわかりました。
Pythonフリーランス案件・求人の月額単価相場を年収に換算すると、約871万円です。
年収を比較をしやすいようにPythonの会社員エンジニアを見てみましょう。
会社員におけるPythonエンジニアを含むWebエンジニアの平均月収は47.8万円であり、年収に換算すると約574万円です。
Pythonフリーランスエンジニアの年収の方が会社員のPythonエンジニアを含むWebエンジニアの年収と比較して約1.5倍高いことがわかりました。
Pythonフリーランスエンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望しているエンジニアはフリーランスエンジニアを選択すると良いでしょう。
Pythonのリモートワーク案件・求人事情
この章ではPythonのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
「Python リモート」をフリーランススタート(2021年3月時点)上で検索すると455件です。
Pythonリモート案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約11.4%です。
また、「Python リモート」をクラウドテック(2021年3月時点)上で検索すると229件です。
Pythonリモート案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約87%です。
Pythonのリモートワーク案件・求人は、今後増加していくでしょう。
その理由として、Pythonは小規模開発から大規模開発まで、幅広く活用されていること、IT技術の発展によりさらにセキュリティ面が改善していくことなどの要因が挙げられます。
また、現在世界中で蔓延しているコロナの影響もリモートワーク案件・求人を増加していく要因となるでしょう。
Pythonを使用したフリーランス案件・求人としては、仕様がある程度固まっているウォーターフォール型開発プロセスを採用している現場と、作りながら仕様を固めていくアジャイル型開発プロセスを採用している現場の両方が混在しています。
ウォーターフォール型開発である事業会社に常駐する働き方の場合、事業会社に常駐することが必要です。
リモートワークで開発するという働き方が認められないケースが多く、リモートワークを希望しているPythonフリーランスエンジニアは、アジャイル型開発を採用しているフリーランス案件・求人へと参画してみましょう。
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Pythonの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではPythonの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
「Python 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年2月時点)上で検索すると203件です。
Python週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約5%です。
また、「Python 週2日・週3日」をクラウドテック(2021年3月時点)上で検索すると69件です。
Python週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約26%です。
Pythonの週2日・週3日フリーランス案件・求人は機械学習開発、BtoBシステム開発、Webアプリ開発などがあります。
また週2日や週3日でも月収120万円や150万円など高単価なフリーランス案件・求人もあります。
Pythonフリーランスエンジニアとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々なプロダクトやサービス開発に携わることができ、豊富な実績が作れます。
Pythonの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な規模の開発経験や豊富な開発経験を積みたいPythonフリーランスエンジニアにおすすめです。
Pythonフリーランスエンジニアの必要スキル
この章ではPythonフリーランスエンジニアの必要スキルについて解説していきます。
Pythonフリーランスエンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
Python関連の開発経験や知識
Pythonフリーランスエンジニアに必要なスキルはPython関連の開発経験や知識です。
Pythonフリーランスエンジニアとして、Python以外にサーバーサイド開発で使用するプログラミング言語(JavaScript、Java、PHP、Ruby、C++、R言語)の開発経験や知識があると良いでしょう。
その他、SQLやMySQL、shell、Oracle、Docker、Hadoop、Sparkなどのデータベース関連の開発経験/知識、Windows、Linux、UNIX、AndroidなどのOS開発経験/知識、AWSやGoogle Cloud Platform(GCP)のIaaS経験/知識など、ITスキルや知識を多く持ち合わせておくと希少性の高いPythonフリーランスエンジニアとして企業側に評価されやすいです。
Pythonフリーランスエンジニアとして、単価アップを狙うため新しい関連技術をキャッチアップすることに努め、積極的に習得してみましょう。
数学、統計、データ分析/解析の知識や知見
Pythonフリーランスエンジニアに必要なスキルは数学、統計、データ分析/解析の知識や知見です。
数学は微分積分学・線形代数学などの知識、さらに一様分布、正規分布、二項分布、ポアソン分布の確率分布などの統計学、パターン認識、予測、精度などの評価手法、データマイニング手法などのデータ分析/解析の知識や知見を持っておくことが大切です。
Pythonフリーランスエンジニアの中でも、特に機械学習やAI(人工知能)開発やデータ分析/解析のフリーランス案件・求人に参画する方は必須になります。
Pythonフレームワークやライブラリの開発経験
Pythonフリーランスエンジニアに必要なスキルはPythonフレームワークやライブラリの開発経験です。
トレンドのフレームワークやライブラリを扱えるスキルを身につけることで参画できるフリーランス案件・求人の幅が広がり単価アップ可能です。
PythonフレームワークはDjango、Flask、bottle、Tornado、Plone、CherryPy、Pyramid、TurboGears、Hug、Web2pyがあります。
特にDjangoやFlaskはフリーランス案件・求人も多いため、Pythonフリーランスエンジニアとして身に付けておくべきスキルでしょう。
機械学習やAI(人工知能)関連のフリーランス案件・求人へ参画を希望/検討している方はTensorFlow、PyTorch、NumPyの深層学習(ディープラーニング)フレームワークを経験や知識を付けましょう。
上流工程やマネジメント経験
Pythonフリーランスエンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
Pythonフリーランス案件・求人は小規模開発から大規模開発まで幅広いです。
Pythonフリーランスエンジニアとして、開発を滞りなくに実行するためのマネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験がある方を採用する傾向があります。
Pythonフリーランスエンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。
Pythonフリーランスエンジニアは未経験でもなれる?
この章ではPythonフリーランスエンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・Pythonは未経験だが、他プログラミング言語を使用した開発経験がある
・エンジニア未経験でPythonフリーランスエンジニアに挑戦する
まず、Pythonは未経験だが他プログラミング言語を使用した開発経験がある場合、PythonフリーランスエンジニアとしてPythonフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
Pythonフリーランス案件・求人は、Python以外の開発スキルを必須条件にしていたり、サーバーサイド開発やバックエンド開発の経験のみを必須条件にしているためです。
次にエンジニア未経験でPythonフリーランスエンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
なぜならPythonをはじめとするフリーランス求人・案件の場合、参画するプロジェクトや企業側は即戦力のエンジニアを必要としていることが多く、実務開発経験や開発スキルに注力してアサインしているためです。
エンジニア未経験からPythonフリーランスエンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・Pythonを取り扱っているプログラミングスクールへ通う
・派遣社員、契約社員、正社員として2~3年ほどPython開発経験を積む
Pythonを取り扱っているプログラミングスクールへ通う方は、「プログラミングスクール Python」や「Python プログラミングスクール」などを検索すると良いでしょう。
Python未経験として派遣社員、契約社員、正社員を検討している方は、派遣社員、契約社員、正社員のPython案件を探すことが出来る大手求人サイトやIT業界に特化した就職エージェントを活用しましょう。
Pythonフリーランスエンジニアは資格ある方が良い?
Pythonフリーランスエンジニアに資格の取得は必須ではありませんが、あるに越したことはありません。
特にフリーランス未経験者や実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがPythonのノウハウがあることを証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【持っていると有利になるおすすめの資格】
・Python3エンジニア認定基礎試験
・Python3エンジニア認定データ分析試験
・ITストラテジスト試験
・システムアーキテクト試験
Python関連資格を取得することで、Pythonスキルの証明することは可能です。
しかし、Pythonフリーランスエンジニアとして重要視すべきことは、Pythonの実務経験やPython周辺で必要な開発スキルを保有していることです。
そのためPythonの資格は時間的に余裕がある方に特におすすめします。
Pythonフリーランスエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験が積めるよう積極的に行動してみましょう。
Pythonフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではPythonフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
Pythonフリーランスエンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
Pythonフリーランスエンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはPythonフリーランスエンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
Pythonのフリーランスエンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
Pythonフリーランスエンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出していたり、個人で案件・求人を出しています。
また、仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いPythonフリーランスエンジニアにはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
Pythonフリーランスエンジニアは、知人からのフリーランス案件・求人の紹介をしてもらうことで獲得できます。
元々エンジニアとして働いていた人の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋げることもできます。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションが少ない場合、紹介してもうことが難しいため未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
Pythonフリーランスエンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトも多く存在してきており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低くものが多いでしょう。
そのため、エンジニア経験が浅い方や素早く実績を作りたい方、契約周りの手続きを出来るだけ行いたくない方におすすめです。
Pythonフリーランスエンジニアの将来はどうなの?
この章ではPythonフリーランスエンジニアの将来性について解説します。
Pythonフリーランスエンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスエンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスエンジニアの将来性を見極めていきましょう。
Pythonのニーズは今後、安泰または需要増加していくでしょう。
まずは、Pythonの需要を分析してみましょう。
Pythonは2020 Developer Skills Reportの「Languages developers want to learn」において第2位を獲得しているプログラミング言語です。
また、「What language skills do you look for when hiring developers?」の結果において、PythonはGlobalやAPAC共に約50%を獲得しています。
Pythonは、機械学習やAI(人工知能)開発からWebサービス開発まで汎用的てあり、かつ上記結果を考慮すると、需要は安泰または増加する可能性が高いでしょう。
次はIT市場を分析し、Pythonエンジニアのニーズがあるのかどうかを見ていきましょう。
AI市場全体の売上高は、2011年に2020年比16.4%増の3275億ドルに成長するという。2024年までの5年間の年間平均成長率(CAGR)は17.5%となり、総売上高は5543億ドルに達すると予測した。
2020年のAI市場では、ソフトウェアだけで総売上高の88%を占めていた。
ソフトウェアをさらに細分化すると、2020年にはAIアプリケーションが50%を占めた。
(出典:https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2103/02/news096.html)
つまり、機械学習を含むAI(人工知能)開発で使用されるPythonの利用も相対的に拡大/普及していく可能性が高いです。
さらに、AI(人工知能)、ビッグデータ以外にも、ブロックチェーン、IoT、xR、5GによるIT分野の発展や企業によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速化など様々な要因により、Pythonエンジニアを含むITエンジニアは人材不足に陥る可能性が高いです。
Pythonの需要やIT市場動向などを分析した結果、Pythonフリーランスエンジニアのニーズは安泰または増加すると言えるでしょう。
まとめ
今回は、世界で注目されているPythonに焦点を当て、Pythonフリーランスエンジニアの単価相場、必要スキル、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
開発実績と信頼により安定性のあるPythonは、機械学習や深層学習(ディープラーニング)を含むAI(人工知能)、IoT関連開発、組込み開発、ビッグデータ分析/解析、Webシステム開発など様々な場面で利用されています。
その結果Pythonフリーランスエンジニアの需要も安定しています。
Pythonフリーランスエンジニアとして企業に重宝される秘訣はPython開発の際に頻繁に使用するスキルや上流工程の経験などを身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのPythonフリーランスエンジニアやPythonに興味のあるエンジニアにとって、お役に立てましたら幸いです。