Rubyフリーランス案件・求人の実情 | Rubyフリーランスエンジニアの仕事、単価相場、将来性などを解説！

コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。

実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスエンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスエンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。

今回、本記事は人気のプログラミング言語であるRubyに焦点を当て、Rubyフリーランスエンジニアの実情を詳しく解説します。

具体的には、Rubyの概要、Rubyフリーランス案件・求人の種類、Rubyフリーランス案件・求人の単価相場、Rubyのリモートワーク案件事情、Rubyの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、Rubyフリーランスエンジニアの必要スキル、未経験でのRubyフリーランスエンジニア挑戦について、Rubyフリーランスエンジニアの資格の必要性、Rubyフリーランス案件・求人獲得方法、Rubyフリーランスエンジニアの将来性について解説します。

特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。

Rubyとは

この章ではRubyの概要について解説していきます。

Rubyは、1995年まつもとゆきひろさんにより開発されたオブジェクト指向スクリプト言語です。
RubyはPerl、Python、Smalltalk、C++、Eiffel、LISP、などの影響を強く受けています。
バージョンが上がるに連れ豊富な機能が追加され、2021年3月時点での最新バージョンは3.0.0です。

RubyはWebサイト制作、Webアプリ開発、モバイルアプリ開発、機械学習を含むAI(人工知能)開発など様々な開発に使用されています。

RubyはTwitter、Wantedly、Airbnb、Gunosy、クラウドワークス、食べログ、クックパッド、huluなどの国内や世界的有名サービスに活用されています。

Rubyの特徴は以下をご覧ください。

Rubyフリーランス案件・求人の種類

Rubyフリーランス求人・案件・求人には大きく分けてWebシステム開発とECサイト開発の2種類があります。
ここではそれぞれのフリーランス案件・求人にどんな特徴があるのかについて解説します。

Webシステム開発フリーランス案件・求人

Rubyスキルを持っているWebシステム開発フリーランス案件・求人に参画出来ます
エンタメ、通信、メーカー、金融、証券、保険、小売、医療などの業界があります。

Rubyフリーランスエンジニアとして、Rubyの他にJava、JavaScript、Python、PHP、C#、HTML5/CSS3などのプログラミング言語、Ruby on Rails、RSpecなどのフレームワーク、SQL、MySQL、Dockerなどのデータベース関連開発、LinuxやWindowsのOS経験や知識、AWSやGoogle Cloud Platform(GCP)のIaas経験や知識があると良いでしょう。

ECサイト開発フリーランス案件・求人

アパレルや化粧品、美容系などのフリーランス案件・求人が多い傾向です。

Rubyフリーランスエンジニアとして、HTML5/CSS3、JavaScript、jQuery、PHPなどフロントエンド開発経験や、データベース関連開発経験/知識、LinuxのOS経験や知識、AWSのIaas経験や知識を要求されることも多いです。
また、最近ではリモートワーク案件・求人も増えてます。

Rubyフリーランス案件・求人の単価相場

この章ではRubyフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。

Rubyフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。

(参照：Rubyのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

また、Rubyフリーランス案件・求人の実務経験年数別の単価相場は以下の通りです。

(参照：フリーランススタート Rubyのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

Rubyフリーランス案件・求人の平均単価は72.9万円です。最低単価20万円〜最高単価は200万円まで幅広くあることがわかりました。
Rubyフリーランス案件・求人の月額単価相場を年収に換算すると、約875万円です。
年収を比較をしやすいようにRubyの会社員エンジニアを見てみましょう。

会社員におけるRubyエンジニアを含むWebエンジニアの平均月収は54万円であり、年収に換算すると約649万円です。
Rubyフリーランスエンジニアの年収の方が会社員のRubyエンジニアを含むWebエンジニアの年収と比較して約1.3倍高いことがわかりました。

Rubyフリーランスエンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望しているエンジニアはフリーランスエンジニアを選択すると良いでしょう。

Rubyのリモートワーク案件・求人事情

この章ではRubyのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。

「Ruby リモート」をフリーランススタート(2021年3月時点)上で検索すると696件です。
Rubyリモート案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約17.2%です。
また、「Ruby リモート」をクラウドテック(2021年3月時点)上で検索すると416件です。
Rubyリモート案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約83%です。

Rubyのリモートワーク案件・求人は、今後増加していくでしょう。
その理由として、Rubyは小規模開発から大規模開発まで幅広く活用されていること、少数開発や高速開発に適しているためスタートアップ/ベンチャー企業で使われやすいこと、IT技術の発展によりさらにセキュリティ面が改善していくことなどの要因が挙げられます。
また、現在世界中で蔓延しているコロナの影響もリモートワーク案件・求人を増加していく要因となるでしょう。

Rubyを使用したフリーランス案件・求人としては、仕様がある程度固まっているウォーターフォール型開発プロセスを採用している現場と、作りながら仕様を固めていくアジャイル型開発プロセスを採用している現場の両方が混在しています。
ウォーターフォール型開発である事業会社に常駐する働き方の場合、事業会社に常駐することが必要です。

リモート環境の取り組みが整っていなかったり、コミュニケーションの齟齬を防ぐなどの理由によりリモートワークで開発するという働き方が認められないケースも多いです。
リモートワークを希望しているRubyフリーランスエンジニアは、アジャイル型開発を採用しているフリーランス案件・求人へと参画してみましょう。

リモートワーク案件・求人が豊富なdoocyJob(ドーシージョブ)を見てみる↓

Rubyの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情

この章ではRubyの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。

「Ruby 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年2月時点)上で検索すると259件です。
Ruby週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約6%です。
また、「Ruby 週2日・週3日」をクラウドテック(2021年3月時点)上で検索すると155件です。
Ruby週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約31%です。

Rubyの週2日・週3日フリーランス案件・求人はWebサイト制作、Webアプリ開発、モバイルアプリ開発、機械学習を含むAI(人工知能)開発などがあります。
また週2日や週3日でも月収90万円や100万円など高単価なフリーランス案件・求人もあります。
Rubyフリーランスエンジニアとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々なプロダクト開発やサービス開発に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。

Rubyの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な規模の開発経験や豊富な開発経験を積みたいRubyフリーランスエンジニアにおすすめです。

Rubyフリーランスエンジニアの必要スキル

この章ではRubyフリーランスエンジニアの必要スキルについて解説していきます。
Rubyフリーランスエンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。

Ruby関連開発経験や知識

Rubyフリーランスエンジニアに必要なスキルはRuby関連の開発経験や知識です。
特にRubyフリーランスエンジニアとして、Ruby以外にJava、JavaScript、Python、PHP、C#、HTML5/CSS3などのプログラミング言語や、Ruby on Rails、RSpecなどのRubyフレームワークの開発経験/知識があると企業側から高評価を得られやすいです。

Rubyフリーランスエンジニアとして、単価アップを狙うため新しい関連技術をキャッチアップすることに努め、積極的にRuby関連開発スキルを習得してみましょう。

フロントエンドやサーバー/ネットワーク開発経験や知識

Rubyフリーランスエンジニアに必要なスキルはフロントエンドやサーバー/ネットワーク開発経験や知識です。
Rubyは、Webサイト制作からWebアプリ開発や機械学習を含むAI(人工知能)開発まで様々な開発が可能です。

そのため、フロントエンドやサーバー/ネットワーク開発経験を必要とするフリーランス案件・求人も多く存在します。
また、最近ではフルスタックスキルを必要とするフリーランス案件・求人もあり、その場合高収入を獲得できます。

Rubyフリーランスエンジニアとして、高収入を獲得したい方や重宝されるエンジニアを目指している方はスキル取得を検討してみましょう。

上流工程やマネジメント経験

Rubyフリーランスエンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
Rubyフリーランス案件・求人は小規模システム開発から大規模システム開発まで幅広いです。

Rubyフリーランスエンジニアとして、開発を滞りなくに実行するためのマネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験がある方を採用する傾向があります。
Rubyフリーランスエンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。

Rubyフリーランスエンジニアは未経験でもなれる？

この章ではRubyフリーランスエンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。

未経験でも以下2種類に分けらます。

まず、Rubyは未経験だが他プログラミング言語を使用した開発経験がある場合、RubyフリーランスエンジニアとしてRubyフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
Rubyフリーランス案件・求人は、Ruby以外の開発スキルを必須条件にしていたり、サーバーサイド開発やバックエンド開発の経験のみを必須条件にしているためです。

次にエンジニア未経験でRubyフリーランスエンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
なぜならRubyをはじめとするフリーランス求人・案件の場合、参画するプロジェクトや企業側は即戦力のエンジニアを必要としていることが多く、実務開発経験や開発スキルに注力してアサインしているためです。

エンジニア未経験からRubyフリーランスエンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。

Rubyを取り扱っているプログラミングスクールへ通う方は、「プログラミングスクール Ruby」や「Ruby プログラミングスクール」などを検索すると良いでしょう。

Ruby未経験として正社員や契約社員を検討している方は、正社員や契約社員のRuby案件を探すことが出来る大手求人サイトやIT業界に特化した就職エージェントを活用しましょう。

Rubyフリーランスエンジニアは資格ある方が良い？

Rubyフリーランスエンジニアに資格はある方が良いですが、必須ではありません。

特にフリーランス未経験者や実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがRubyのノウハウがあることを証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。

【持っていると有利になるおすすめの資格】

Ruby関連資格を取得することで、Rubyスキルの証明することは可能です。
しかし、Rubyフリーランスエンジニアとして重要視すべきことは、Rubyの実務経験やRuby周辺で必要な開発スキルを保有していることです。

そのためRubyの資格は時間的に余裕がある方におすすめします。

Rubyフリーランスエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験を積むことに注力しましょう。

Rubyフリーランス案件・求人獲得方法

この章ではRubyフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
Rubyフリーランスエンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。

フリーランスエージェントの活用

Rubyフリーランスエンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。

フリーランスエージェントはRubyフリーランスエンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
Rubyのフリーランスエンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。

SNSで捜索

Rubyフリーランスエンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。

近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出していたり、個人で案件・求人を出しています。

また、SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いRubyフリーランスエンジニアにはおすすめできません。

知人からのフリーランス案件・求人紹介

Rubyフリーランスエンジニアは、知人からのフリーランス案件・求人の紹介をしてもらうことで獲得できます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋げることもできます。

知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。

しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションが少ない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。

クラウドソーシングサービスの活用

Rubyフリーランスエンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。

クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低くものが多いでしょう。

そのため、エンジニア経験が浅い方や素早く実績を作りたい方におすすめです。

Rubyフリーランスエンジニアの将来はどうなの？

この章ではRubyフリーランスエンジニアの将来性について解説します。
Rubyフリーランスエンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスエンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスエンジニアの将来性を見極めていきましょう。

Rubyのニーズは今後、安泰または需要増加していくでしょう。

まずは、Rubyの需要や使いやすさを分析してみましょう。
RubyはA SMALL PLACE TO DISCOVER LANGUAGES IN GITHUBで第6位を獲得しているプログラミング言語です。

Rubyは、Webサイト制作からWebサービス開発や機械学習やAI(人工知能)開発まで汎用的です。
Rubyはコードがシンプルで短い記述かつ開発工数やコストの削減でき、IT業界のスタートアップ企業によく使われています。

上記を考慮すると、需要は安泰または増加する可能性が高いでしょう。

しかし、Rubyは処理速度の遅さやコードが属人的になりやすい点を指摘する意見もあります。

理由としてRubyがインタプリタ式のプログラミング言語であることが要因であり、コンパイル式を採用しているJavaやC言語と比較すると実効速度は遅くなる意見があります。
その他、Rubyは型やクラスを意識することなく記述することが出来ます。
つまりRubyでしか開発したことのないエンジニアの場合、コードが属人的になりやすく開発者以外のコードリーディングは難しいとの意見も挙がっています。

次はIT市場を分析し、Rubyエンジニアのニーズがあるのかどうかを見ていきましょう。

Gartnerは2021年1月28日、2021年の世界のIT支出総額が、2020年から6.2%増の3.9兆ドルに達するという見通しを発表した。
特にエンタプライズ・ソフトウェア分野やデバイス分野、ITサービス分野はリモートワーク環境の拡大・改善に伴い急速な伸びが見込まれるとのことです。
様々な開発で使用されるRubyの利用もGartnerの結果を考慮すると相対的に拡大/普及していく可能性が高いです。

さらに、AI(人工知能)、ビッグデータ以外にも、ブロックチェーン、IoT、xR、5GによるIT分野の発展や企業によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速化など様々な要因により、Rubyエンジニアを含むITエンジニアは人材不足に陥る可能性が高いです。

Rubyの需要や使いやすさ、IT市場動向などを分析した結果、Rubyフリーランスエンジニアのニーズは安泰または増加すると言えるでしょう。

まとめ

今回は、国内や世界で人気のあるRubyに焦点を当て、Rubyフリーランスエンジニアの単価相場、必要スキル、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。

開発実績と信頼により安定性のあるRubyはWebサイト制作、Webアプリ開発、モバイルアプリ開発、機械学習を含むAI(人工知能)開発など様々な場面で利用されています。
その結果Rubyフリーランスエンジニアの需要も安定しています。

Rubyフリーランスエンジニアとして企業に重宝される秘訣はRuby開発の際に頻繁に使用するスキルや上流工程の経験などを身に付けることです。

時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。

本記事が多くのRubyフリーランスエンジニアやRubyに興味のあるエンジニアにとって、お役に立てましたら幸いです。