コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。
さて、実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「セキュリティエンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのセキュリティエンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスのセキュリティエンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事はセキュリティエンジニアに焦点を当て、フリーランスのセキュリティエンジニアの実情を詳しく解説します。
具体的にはセキュリティエンジニアの種類、セキュリティエンジニアの仕事内容、フリーランスのセキュリティエンジニアの単価相場、セキュリティエンジニアのリモートワーク案件・求人事情、セキュリティエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスのセキュリティエンジニアの必要スキル、未経験でのフリーランスのセキュリティエンジニア事情、フリーランスのセキュリティエンジニアの資格、セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法、セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスのセキュリティエンジニアを今後検討している方
・IT業界に興味/関心がある方
・フリーランスのセキュリティエンジニアの案件・求人事情を知りたい方
・セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスのセキュリティエンジニアの市場動向や将来性を知りたい方
セキュリティエンジニアとは
この章ではセキュリティエンジニアについて解説します。
セキュリティエンジニアとは、サーバーに関連する業務や情報セキュリティを専門に担当するエンジニア職種を指します。
セキュリティエンジニアの仕事は、ネットワークやシステムの脆弱性を発見し、最適なセキュリティシステムを提案・提供していきます。
様々な情報端末やITサービスが普及しIT活用が当たり前となる中、サイバーセキュリティや情報漏洩などセキュリティ市場が拡大しており、セキュリティエンジニアの需要も年々拡大しています。
特に、個人情報漏洩の防止やウィルスの感染防止などの情報セキュリティが企業に重要視されています。
セキュリティエンジニアとホワイトハッカーの違い
よく混同されることが多いのはセキュリティエンジニアとホワイトハッカーについてです。
セキュリティエンジニアとホワイトハッカー、どちらもセキュリティに優れていそうなエンジニア職種ですが、どのように違うのか、具体的に説明できる方は少ないのではないでしょうか。
そのため、セキュリティエンジニアとホワイトハッカーの違いを簡単に解説します。
セキュリティエンジニアとは、サーバーに関連する業務や情報セキュリティを専門に担当するエンジニア職種です。
ホワイトハッカーは、コンピューターやネットワークに関する高度な知識や技術を有し、主にサイバー攻撃やハッカーによる侵入に対する監視や防御を行うエンジニア職種です。
セキュリティエンジニアは、企業のセキュリティ情報を把握し、重要な情報を内部に保持しておけるシステムを構築するエンジニア、ホワイトハッカーは、コンピューターやネットワークに侵入し、ハッカーからのサイバー攻撃やハッキングを防ぐエンジニアのことを指します。
セキュリティエンジニアとホワイトハッカー、どちらも高度なネット技術やセキュリティ知識を有しますが、担当領域において多少の違いがあります。
セキュリティエンジニアの仕事内容
この章ではセキュリティエンジニアの仕事内容を解説します。
早速どのような仕事を担当するのか、見ていきましょう。
企画・提案
セキュリティエンジニアの仕事は、企画・提案を行います。
クライアントのITシステムについて把握し、必要なセキュリティを企画・提案します。個人情報保護法の施行後は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)やプライバシーマーク取得のための支援も主な業務の一つです。
企画・提案時には、各部門の組織体系や技術面におけるセキュリティ弱点を把握するために、現場スタッフと連携する必要があります。
設計・実装
セキュリティエンジニアの仕事は、設計・実装を行います。
セキュリティエンジニアは、ネットワークの管理/運用を理解し、セキュリティに強いシステム設計を行います。
サーバー、ネットワーク、OSなどシステムが安全で利用できるようにシステムを実装します。
ネットワーク機器の設定、プログラミング知識、セキュアプログラミング、セキュリティアーキテクチャなど、設計からセキュリティに関する専門的な知識まで幅広く必要です。
データをクラウド上で管理する企業も多く、クラウド構築スキルを持っているセキュリティエンジニアのニーズが高まっています。
テスト・運用保守
セキュリティエンジニアの仕事は、テスト・運用保守を行います。
脆弱性診断テストやシステム上の脆弱性対策を実施することもセキュリティエンジニアの仕事です。
さらにシステム導入後は、障害発生時にスピーディに対応する、サイバー攻撃からシステムを守るといった管理・保守の業務を継続的に行います。
セキュリティ検査は潜在的な脆弱性を発見するため、擬似攻撃の実行やソースコードチェックを行います。
またシステム障害やサイバー攻撃からシステムを守り、安全にシステム運用を行います。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。 実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「ネットワークエンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのネットワークエンジ[…]
フリーランスのセキュリティエンジニアの単価相場
この章ではセキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
セキュリティエンジニア | 68.2万円 | 65.5万円 | 130万円 | 30万円 |
(参照:セキュリティエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人の平均単価は68.2万円です。最低単価30万円〜最高単価150万円まで幅広くあることがわかりました。
セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、818万円です。
会社員のセキュリティエンジニアの平均年収を見てみましょう。
会社員におけるセキュリティエンジニアの平均月収は47万円であり、年収に換算すると約569万円です。
フリーランスのセキュリティエンジニアの年収の方は会社員のセキュリティエンジニアの年収と比較して約1.4倍高いことがわかりました。
フリーランスのセキュリティエンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望しているセキュリティエンジニアはフリーランスを選択すると良いでしょう。
セキュリティエンジニアのリモートワーク案件・求人事情
この章ではセキュリティエンジニアのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「セキュリティエンジニア リモート」をフリーランススタート(2021年5月時点)上で検索すると13件です。
セキュリティエンジニアリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約7.6%です。
医療/福祉、Webサービス、で活躍できるリモートワーク案件・求人があります。
ネットワーク運用業務、ファイアウォール構築支援業務などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスのセキュリティエンジニアは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、セキュリティエンジニアのリモートワーク案件・求人は増加していくでしょう。
増えていく理由として、現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、IT技術の発展によるセキュリティ面や労働環境の改善、セキュリティエンジニアを含むIT人材の不足など挙げられます。
しかし企業によっては重要な情報を扱うことによるセキュリティ面の問題、リモートワークによってコミュニケーション齟齬が生じるリスクを懸念しているなどの理由で現状、常駐メインのフリーランス案件・求人が多くの割合を占めています。
セキュリティエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではセキュリティエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「セキュリティエンジニア 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年5月時点)上で検索すると3件です。
セキュリティエンジニア週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約1.8%とほとんどありません。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画出来た場合、様々な業界の開発に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
セキュリティエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な業界の開発経験を積みたいフリーランスのセキュリティエンジニアにおすすめです。
今後、セキュリティエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人は増加していく可能性もあり得ますが、時間を要するでしょう。
上記理由として、2018年副業解禁以降年々推進する企業が増加していること、セキュリティエンジニアを含むIT人材が不足しており需要と供給のバランスが偏っていること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、ワークライフバランスを重要視する企業やエンジニアの方が増加していることなど挙げられます。
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フリーランスのセキュリティエンジニアの必要スキル
この章ではフリーランスのセキュリティエンジニアの必要スキルについて解説していきます。
フリーランスのセキュリティエンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
アプリケーションやネットワークの知識
フリーランスのセキュリティエンジニアに必要なスキルはアプリケーションやネットワークの知識です。
アプリケーションやネットワークは様々な機器やバージョンが導入されており、セキュリティ対策の方法や想定されるセキュリティホールも異なります。
ネットワークの規模などを考えクライアントと相談し、ベストなセキュリティ対策を行うためにも、アプリケーションやネットワークの幅広い知識が必要です。
また、ファイアウォールの設定とセキュリティホールの対策の知識なども必要です。
ウイルスや不正アクセス手法の知識
フリーランスのセキュリティエンジニアに必要なスキルはウイルスや不正アクセス手法の知識です。
つまり、どのような攻撃手段でセキュリティを突破するのか、など知識を持っておくと対応方法を考える上で役立ちます。
OSのセキュリティ対策情報やファイアーウォールの設定、その時々で流行っているサイバー攻撃の方法などウイルスや不正アクセス手法の知識を持っておくとセキュリティエンジニアとして企業から重宝されるでしょう。
情報セキュリティマネジメントの知識
フリーランスのセキュリティエンジニアに必要なスキルは情報セキュリティマネジメントの知識です。
情報セキュリティマネジメントとは、企業・組織における情報セキュリティの確保に組織的・体系的に取り組むことを指します。
情報倫理、セキュリティマネジメント、システムセキュリティなどの情報セキュリティマネジメントへの深い理解が求められます。
情報セキュリティマネジメントを理解することで、企業におけるセキュリティとは何かを把握出来ます。
セキュリティエンジニアとして企業のチームに所属するのであれば、必ず知っておくべきでしょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスのセキュリティエンジニアに必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして案件・求人に参画した後、開発チームに所属して他エンジニアや場合によってはクライアントと連携を取り、サポートを行います。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして円滑に業務を進めるためにコミュニケーションスキルが必須です。
論理的思考力
フリーランスのセキュリティエンジニアに必要なスキルは論理的思考力です。
セキュリティエンジニアは企画、提案、設計など上流工程の場合、論理的思考を使用します。
例えば顧客の要望を聞いた際、 セキュリティエンジニアはその要望を実現するアプローチを複数考えます。そして、論理的思考に基づいて各アプローチをより細かいアプローチに分割していきます。
ある程度細かくすることで、各作業にどれだけの費用・時間・技術力が必要か、実績や所有しているデータから評価することができるようになります。
これらの評価を整理し、複数のアプローチのうち最適なものに基づいて、仕様を決定するのです。
上記例のように論理的思考が無ければ、上流工程を担当することは難しく、セキュリティエンジニアとして活躍することが出来ません。
セキュリティエンジニアとして、論理的思考力を身に付けられる様に日々、物事を論理的に考えたり、学習したりトレーニングをしていきましょう。
上流工程やマネジメント経験
フリーランスのセキュリティエンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人は小規模開発から大規模開発まで幅広いです。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして、開発を滞りなくに実行するためのマネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験がある方を採用する傾向があります。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。
フリーランスのセキュリティエンジニアは未経験でもなれる?
この章ではフリーランスのセキュリティエンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・セキュリティエンジニアは未経験だが、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアの実務経験がある
・IT業界は未経験でかつフリーランスのセキュリティエンジニアに挑戦する
まず、セキュリティエンジニアは未経験だがネットワークエンジニアやインフラエンジニアの実務経験がある場合、フリーランスのセキュリティエンジニアとしてセキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
次にIT業界は未経験でかつフリーランスのセキュリティエンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
セキュリティエンジニアのフリーランス求人・案件の場合、即戦力のセキュリティエンジニアまたは、ネットワークエンジニア、インフラエンジニアなどの実務経験があるエンジニアのアサインを希望しています。
IT業界未経験からフリーランスのセキュリティエンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・セキュリティエンジニアになるためプログラミングスクール/オンライン学習サービスでセキュリティやインフラ開発スキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほどセキュリティエンジニアやインフラエンジニアの経験を積む
プログラミングスクールやオンライン学習サービスを活用する方は、「セキュリティエンジニア プログラミングスクール おすすめ」や「セキュリティエンジニア オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつセキュリティエンジニアとして、正社員や契約社員を検討している方は、大手求人サイトや転職サイト、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
フリーランスのセキュリティエンジニアは資格ある方が良い?
フリーランスのセキュリティエンジニアに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者やセキュリティエンジニアの実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格自体がセキュリティエンジニアの知識証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・情報セキュリティマネジメント試験
・情報処理安全確保支援士試験(SC)
・CCNP Security
・CompTIA Security+
セキュリティ関連の資格を取得することで、ITセキュリティ知識を証明することは可能です。
しかし、フリーランスのセキュリティエンジニアとして重要視すべきことは、セキュリティエンジニアの実務経験、セキュリティの専門的知識があるかどうかです。
そのため上記ITセキュリティ関連の資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験を積むことに注力しましょう。
セキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではセキュリティエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスのセキュリティエンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスのセキュリティエンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスのセキュリティエンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスのセキュリティエンジニアにはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスのセキュリティエンジニアは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスのセキュリティエンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数は一般的にフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
セキュリティエンジニアなど高単価かつ専門性の高い職種はクラウドソーシングサービスで案件がないケースも多いです。
フリーランスのセキュリティエンジニアの将来はどうなの?
この章ではフリーランスのセキュリティエンジニアの将来性について解説します。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスのセキュリティエンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスのセキュリティエンジニアの将来性を見極めていきましょう。
セキュリティエンジニアのニーズは今後、増加する可能性が高いです。
では、上記理由をIT市場動向から分析してみましょう。
2021年1月、Reportocean.comは「サイバーセキュリティ市場調査レポート」を発表しています。
同発表において、サイバーセキュリティの市場規模は2019年に1496.7億ドル(約16兆3千億円)と評価され、2027年までに3049.1億ドル(約33兆2千億円)に達するととのことです。
2020年から2027年にかけて9.4%の年平均成長率(CAGR)で成長するとの予測です。
クラウドやモビリティ、個人所有デバイスの増加などIT市場拡大に伴い、サイバー犯罪やテロも増加していることが原因です。
また、IPAが発表した「2019年度組込み/IoT産業の動向把握等に関する調査」において、システムの要件の変化で「当てはまる」の回答が最も多かったのが「セキュリティ/プライバシー保護の強化」です。
上記結果より、ITシステムを利用する企業は、情報漏えいやサイバー攻撃などを懸念しており、ITのセキュリティを重要視していることがわかります。
上記市場調査や企業がシステム開発において現状、重視しているポイントなどを考慮するとセキュリティエンジニアの需要は今後も増加していくでしょう。
まとめ
今回は、セキュリティエンジニアに焦点を当て、フリーランスのセキュリティエンジニアの案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスのセキュリティエンジニアはSI・業務系、ゲーム、流通/小売、通信、Webサービス、銀行/証券/保険、メーカー、公共/官公庁など様々な業界で活躍出来ます。
フリーランスのセキュリティエンジニアの需要は現状増加しており、今後より拡大していくでしょう。
フリーランスのセキュリティエンジニアとして企業に重宝される秘訣はアプリケーションやネットワークの知識、ウイルスや不正アクセス手法の知識、情報セキュリティマネジメントの知識、コミュニケーションスキル、論理的思考力、上流工程やマネジメント経験を身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスのセキュリティエンジニアやセキュリティエンジニアに興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。