コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。
さて、実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「SREエンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのSREエンジニアとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスのSREエンジニアになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は比較的最近提唱されている職種のSREエンジニアに焦点を当て、フリーランスのSREエンジニアの実情を詳しく解説します。
具体的にはSREエンジニアの種類、SREエンジニアの仕事内容、フリーランスのSREエンジニアの単価相場、SREエンジニアのリモートワーク案件・求人事情、SREエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスのSREエンジニアの必要スキル、未経験でのフリーランスのSREエンジニア事情、フリーランスのSREエンジニアの資格、SREエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法、SREエンジニアのフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスのSREエンジニアを今後検討している方
・IT業界に興味/関心がある方
・フリーランスのSREエンジニアの案件・求人事情を知りたい方
・SREエンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスのSREエンジニアの市場動向や将来性を知りたい方
SREエンジニアとは
この章ではSREエンジニアについて解説します。
SREとは、Site Reliability Engineerin略で、回復力の高い分散システムを構築・運用するために使用される、システムおよびソフトウェア・エンジニアリングの複数の原則から成る方法論のことを指します。
SREはGoogleのエンジニアリング担当副社長であるBenjamin Treynor Sloss氏により、言われた言葉であり、現在ではAdobe、GitHub、Spotifyなど世界中の企業でSREエンジニアが採用されています。
SREの目的は「ユーザーの満足度向上」です。
SREを加えることにより運用の迅速な改革や、効率的なオペレーションとバランスを取った上でのサービスやプロダクトの信頼性の向上を促進しています。
SREのメリットはシステム運用に関する作業を可能な限り自動化し、人為的なミスを回避できます。また、限られた人的リソースを最適化することで、多様化・複雑化するシステムへも柔軟に対応出来るなどが挙げられます。
SREとDevOpsの違い
よく混同されることが多いのはSREとDevOpsについてです。
そのため、SREとDevOpsの違いを簡単に解説します。
SREとは、Site Reliability Engineerin略で、回復力の高い分散システムを構築・運用するために使用される、システムおよびソフトウェア・エンジニアリングの複数の原則から成る方法論のことを指します。
DevOpsとは、開発チームと運用チームがお互いに協調し合い、開発・運用するソフトウェア/システムによってビジネスの価値を向上させ、より確実かつ迅速にエンドユーザーに届け続けるという概念です。
SREは役割であり、DevOpsは思想/概念ということです。
SREとDevOpsの両方とも目的のために異なるエンジニア同士が協力するのは同じですが、目的を達成するためのアプローチの方法が異なります。
SREエンジニアの仕事内容
この章ではSREエンジニアの仕事内容を解説します。
早速どのような仕事を担当するのか、見ていきましょう。
運用業務の土台を整える
SREエンジニアの仕事は、運用業務の土台を整えます。
SREエンジニアという考え方がシステム/サービスの信頼性向上という目的に沿って、安定した運用体制を支える環境を整える事は重要です。
システム・サーバーの構築や整備やセキュリティ・ミドルウェアに至るまでその性能を安定させることがSREエンジニアの仕事に含まれています。
つまり不具合が発生した場合、迅速に修正パッチをあてたりロールバックさせる事が出来る状態を保つ事が、サービスの安定性を維持するという結果に繋がるのです。
開発効率向上のためのツール共有
SREエンジニアの仕事は、開発効率向上のためのツール共有を行います。
SREエンジニアは社内において開発と運用を繋ぐ役目ですが、開発がSREエンジニアを頼ってばかりでは本来の目的と乖離しています。
つまり、SREエンジニアとして開発チームがより開発向上出来るツールを共有することも重要です。
必要となるモニタリングツールやドキュメント作成・ログの取得の自動化や、クラウドサービス活用によりデータ共有が可能であること、構成がIaC(Infrastructure as Code)でコード化されているなどの環境が望ましいと言えるでしょう。
開発チームと共に開発に最適な環境を作っていくことがSREエンジニアには要求されます。
バグ(不具合)の解消
SREエンジニアの仕事は、バグ(不具合)の解消を行います。
開発工程を素早くさせるには、リリースしたサービスにバグ(不具合)が発生するという心配事を少しでも解消してあげることです。つまり、バグ(不具合)の解消することがSREエンジニアの仕事となります。
例えば、リリースするプロダクトと同程度のデータを扱う検証環境を用意し、バグ(不具合)がないかどうか細部まで確認します。
その他、もしトラブルやバグ(不具合)が発生した場合、その規模を最小限に抑える方法などを事前に考えることもSREエンジニアの仕事です。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。 実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「システムエンジニア(SE)はフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのシステムエンジ[…]
フリーランスのSREエンジニアの単価相場
この章ではSREエンジニアのフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
SREエンジニアのフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
SREエンジニア | 84万円 | 85万円 | 200万円 | 30万円 |
(参照:SREエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
SREエンジニアのフリーランス案件・求人の平均単価は84万円です。最低単価30万円〜最高単価200万円まで幅広くあることがわかりました。
SREエンジニアのフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、1,004万円です。
会社員のSREエンジニアの平均年収は現状データとして測定できていないため、会社員のエンジニアの平均年収を見てみましょう。
会社員におけるエンジニアの平均月収は49万円であり、年収に換算すると約592万円です。
フリーランスのSREエンジニアの年収の方は会社員のエンジニアの年収と比較して約1.7倍高いことがわかりました。
フリーランスのSREエンジニアの方が収入が高いため、高収入を希望しているSREエンジニアはフリーランスを選択すると良いでしょう。
また比較対象はエンジニアと広義であるため、参考として捉えていただければと思います。
しかし会社員エンジニアでも1,000万円の年収はあまりないため、会社員のSREエンジニアエンジニアとフリーランスのSREエンジニアエンジニアを比較してもフリーランスの方が高いと考えられます。
SREエンジニアのリモートワーク案件・求人事情
この章ではSREエンジニアのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「SREエンジニア リモート」をフリーランススタート(2021年5月時点)上で検索すると44件です。
SREエンジニアリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約44%です。
通信、Webサービス、広告、銀行/証券/保険、メーカーなどの業界で活躍できるリモートワーク案件・求人があります。
大規模環境でのSREエンジニア業務、Webアプリケーション運用保守業務、IOTプラットフォームSREエンジニア業務などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスのSREエンジニアは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、SREエンジニアのリモートワーク案件・求人は増加していくでしょう。
増えていく理由として、現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、IT技術の発展によるセキュリティ面や労働環境の改善、SREエンジニアという新しい職種であること、SREエンジニアを含むIT人材の不足など挙げられます。
しかし企業によっては重要な情報を扱うことによるセキュリティ面の問題、リモートワークによってコミュニケーション齟齬が生じ、システム/サービス開発がうまくいかないリスクを懸念しているなどの理由で現状、常駐メインのフリーランス案件・求人が多くの割合を占めています。
SREエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではSREエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「SREエンジニア 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年5月時点)上で検索すると8件です。
SREエンジニア週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約7.9%と、リモートワーク案件・求人より少ないです。
フリーランスのSREエンジニアとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画出来た場合、Webサービスや広告業界関連のSREエンジニア業務に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
SREエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な業界の開発経験を積みたいフリーランスのSREエンジニアにおすすめです。
今後、SREエンジニアの週2日・週3日フリーランス案件・求人は増加していく可能性もあり得ますが、時間を要するでしょう。
上記理由として、2018年副業解禁以降年々推進する企業が増加していること、SREエンジニアを含むIT人材が不足しており需要と供給のバランスが偏っていること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、ワークライフバランスを重要視する企業やエンジニアの方が増加していることなど挙げられます。
SREエンジニアは新しい職種であり、まず他エンジニアと比較して認知度が低いため、週2日・週3日での参画ではなく常駐での試してみること企業が多く存在すると思われます。
そのため、週2日・週3日フリーランス案件・求人の増加は時間を要する可能性が高いです。
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フリーランスのSREエンジニアの必要スキル
この章ではフリーランスのSREエンジニアの必要スキルについて解説していきます。
フリーランスのSREエンジニアとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
インフラ開発のスキルと知識
フリーランスのSREエンジニアに必要なスキルはインフラ開発のスキルと知識です。
特にインフラ関連の知識としては、ネットワークプロトコルやパフォーマンス改善、ミドルウェアに関する知識などが挙げられます。
SREエンジニアエンジニアは、システム基盤に関連した業務を中心に行うため、インフラ開発の知識やスキルは必須となります。
また、近年ではインフラ環境をクラウドベースで構築するケースも増えているため、クラウドに関する知識もあると良いでしょう。
セキュリティ知識
フリーランスのSREエンジニアに必要なスキルはセキュリティ知識です。
SREエンジニアの主な仕事内容は、システム運用のインフラなどを整え信頼性の向上であるため、サービスの保守作業は本分ではありません。
しかしSREエンジニアであっても、基本的なセキュリティ開発の知識やスキルは必要となります。
特にAPIのセキュリティリスクに関する知識があるとSREエンジニアとして企業から重宝されるでしょう。
Webアプリ開発スキルや知識
フリーランスのSREエンジニアに必要なスキルはWebアプリ開発スキルや知識です。
特にリリース前のバグ(不具合)解消において、アプリ性能の異常を検知し適切に修正するためWebアプリ開発スキルや知識が必要になってきます。
サーバーサイド開発で頻繁に使用するJava、Ruby、Python、PHP、Scala、Go言語などの知識やスキルがあると良いでしょう。
さらにWebアプリ開発や運用保守の実務経験があると、企業に高評価を与えられます。
SREエンジニアとして企業のチームに所属するのであれば、必ず知っておくべきでしょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスのSREエンジニアに必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
フリーランスのSREエンジニアが携わるプロジェクトは、複数のメンバーで協力して実施することがほとんどです。
そのため、SREチームや開発チームと円滑にコミュニケーションできることは、業務を効率的に進めるために必要です。
フリーランスのSREエンジニアとして円滑に業務を進めるためにコミュニケーションスキルを磨いておきましょう。
上流工程やマネジメント経験
フリーランスのSREエンジニアに必要なスキルは上流工程やマネジメント経験です。
SREエンジニアのフリーランス案件・求人は上流工程やマネジメント経験から運用保守まで幅広い知識や経験を身につけている方の参画を希望しています。
フリーランスのSREエンジニアとして、開発を滞りなくに実行するためのマネジメント経験や、要件定義、設計スキル、レビュー、負荷試験などの経験がある方を採用する傾向があります。
フリーランスのSREエンジニアとして、様々な経験をしているほど、高単価フリーランス求人・案件に参画しやすくなります。
フリーランスのSREエンジニアは未経験でもなれる?
この章ではフリーランスのSREエンジニアは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・SREエンジニアは未経験だが、インフラ開発などシステム開発の実務経験や上流工程やPM(プロジェクトマネージャー)経験がある
・IT業界は未経験でかつフリーランスのSREエンジニアに挑戦する
まず、SREエンジニアは未経験だがインフラ開発などシステム開発の実務経験や上流工程やPM(プロジェクトマネージャー)経験がある場合、フリーランスのSREエンジニアとしてSREエンジニアのフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
次にIT業界は未経験でかつフリーランスのSREエンジニアに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
SREエンジニアのフリーランス求人・案件の場合、即戦力のSREエンジニアまたは、インフラ開発など、システム開発が数年以上経験あるエンジニアのアサインを希望しています。
IT業界未経験からフリーランスのSREエンジニアへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・SREエンジニアになるためプログラミングスクール/オンライン学習サービスでシステム開発スキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほどSREエンジニアやシステム開発の経験を積む
プログラミングスクールやオンライン学習サービスを活用する方は、「プログラミングスクール おすすめ」や「オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつSREエンジニアとして、正社員や契約社員を検討している方は、大手求人サイトや転職サイト、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
フリーランスのSREエンジニアは資格ある方が良い?
フリーランスのSREエンジニアに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者やSREエンジニアの実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格自体がSREエンジニアの知識証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【SREエンジニアのフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・EXIN DevOps Professional
・Cisco Certified DevNet Associate認定
・AWS認定ソリューションアーキテクト
・GCP-Google Cloud Certified
・Microsoft Azure 認定試験
・シスコ技術者認定(CCNAなど)
・CCNA Cloud
エンジニア関連の資格を取得することで、知識を証明することは可能です。
しかし、フリーランスのSREエンジニアとして重要視すべきことは、SREエンジニアの実務経験、システム開発経験があるかどうかです。
そのため上記ITセキュリティ関連の資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスのSREエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験を積むことに注力しましょう。
SREエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではSREエンジニアのフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスのSREエンジニアとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスのSREエンジニアは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスのSREエンジニアが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスのSREエンジニアとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスのSREエンジニアは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスのSREエンジニアにはおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスのSREエンジニアは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々エンジニアとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、エンジニアの知人が少ない場合や前職は別業種でIT業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスのSREエンジニアは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数は一般的にフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
SREエンジニアなど高単価かつ専門性の高い職種はクラウドソーシングサービスで案件がないケースも多いです。
フリーランスのSREエンジニアの将来はどうなの?
この章ではフリーランスのSREエンジニアの将来性について解説します。
フリーランスのSREエンジニアとして続けていくべきなのか、フリーランスのSREエンジニアを続けて問題ないのか、フリーランスのSREエンジニアの将来性を見極めていきましょう。
SREエンジニアのニーズは今後、増加する可能性が高いです。
では、上記理由をIT市場動向から分析してみましょう。
2020年11月、矢野経済研究所は2020年度の国内民間企業のIT投資実態と今後の動向についての調査結果を発表しています。
同調査結果によると、2020年度以降における国内民間企業のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、2020年度が前年度比0.1%増の12兆9,000億円、2021年度は同4.3%減の12兆3,500億円、2022年度は同0.4%増の12兆4,000億円の予測です。
2022年度以降はリモートワークの更なる推進や5Gの導入拡大、ビッグデータ、AI(人工知能)、IoT、クラウド、仮想化技術などの最先端技術の普及により、IT市場規模がさらに拡大する可能性が高いです。
上記市場動向よりIT業界が今後も拡大することがわかると同時にユーザー側もより機能性が高く、満足度を満たしてくれるシステムやサービスを好むようになる可能性が高いです。
つまり、それらの目的を達成するための職種であるSREエンジニアの需要も高まると考えられます。
まとめ
今回は、SREエンジニアに焦点を当て、フリーランスのSREエンジニアの案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスのSREエンジニアは通信、Webサービス、広告、銀行/証券/保険、EC、メーカーなど様々な業界で活躍出来ます。
フリーランスのSREエンジニアは近年新しく提唱された職種であり現状案件・求人は多くありませんが、今後需要は増していくでしょう。
フリーランスのSREエンジニアとして企業に重宝される秘訣はインフラ開発のスキルと知識、セキュリティ知識、Webアプリ開発スキルや知識、コミュニケーションスキル、上流工程やマネジメント経験を身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるITスキルやITサービスなど日々変化しているIT業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスのSREエンジニアやSREエンジニアに興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。