コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスは人気の高い職業です。
実際にフリーランスへの転職や独立を考えた際に「UI・UXデザイナーはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスのUI・UXデザイナーとして案件を継続的に受注できるのか」「未経験からでもフリーランスのUI・UXデザイナーになれるのか」など疑問を持つ方も多いかと思います。
今回、本記事は人気職種であるUI・UXデザイナーに焦点を当て、フリーランスのUI・UXデザイナーの実情を詳しく解説します。
具体的にはUI・UXデザイナーの種類、UI・UXデザイナーの仕事内容、フリーランスのUI・UXデザイナーの単価相場、UI・UXデザイナーのリモートワーク案件・求人事情、UI・UXデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情、フリーランスのUI・UXデザイナーの必要スキル、未経験でのフリーランスのUI・UXデザイナー事情、フリーランスのUI・UXデザイナーの資格、UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人獲得方法、UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人の将来性について解説します。
・フリーランスのUI・UXデザイナーを今後検討している方
・UI・UXデザイナーやIT/クリエイティブ業界に興味/関心がある方
・フリーランスのUI・UXデザイナーの案件・求人事情を知りたい方
・UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人の単価相場を知りたい方
・フリーランスのUI・UXデザイナーの市場動向や将来性を知りたい方
UI・UXデザイナーとは
この章ではUI・UXデザイナーについて解説します。
UI・UXデザイナーとは、Webサイトの制作に関わる職種のひとつであり、ユーザーにとって使い心地の良いシステム・ビジュアルをデザインするのが仕事です。
UIデザイン
UIは(User Interface)の略で、機械の操作パネルやアプリの画面などのような、ユーザーが直接触れる部分を指します。
つまりUIデザインとは、「ユーザーがwebサイトやアプリを快適に使うための設計」です。
Webサイトは、操作性やサイト訪問の目的達成が可能か、ユーザーに直感的に伝わるようになっているのが理想的です。
UIデザイナーは見出しや文章、写真などを見やすくレイアウトしたり、メニューやボタンを使いやすい場所に配置したりなどを担当します。
UXデザイン
UXは(User Experience)の略で、ユーザーが製品やサービスを使った際に得られる体験のことを指します。
UXデザイナーの仕事は、ユーザー体験に注目し「使って楽しい、心地いい」と思わせるデザインを作ることです。
ユーザーに「使って楽しい、心地いい」と感じるには、良いUIが必須です。
UXデザイナーの仕事は、Webサイトの見た目、ユーザー体験、お問い合わせ対応などの周辺体験を考慮して「ユーザーが満足する体験」を考え、サービス全体の設計をデザインします。
UI・UXデザイナーとWebデザイナーの違い
よく混同されることが多いのはUI・UXデザイナーとWebデザイナーについてです。
どちらもほとんど同じ職種であると思っている方も多いかと思います。
UI・UXデザイナーとグラフィックデザイナーの違いを簡単に解説します。
WebデザイナーはWebサイトのデザインを担当する職業です。
Webサイト制作の際には、ユーザーの目を惹くデザインが大切で、見やすくかつ、使いやすいWebサイトのデザインを考える必要があります。
Webデザインは、WebサイトやWebサービスの見た目を美しさをデザインし、UIデザインはユーザーがWebサイトやスマホアプリを快適に使う設計をデザインし、UXデザインはデザインする前の情報設計を担当します。
詳細をみてみると、少しずつ担当している領域が異なりますが、Webデザイナーには、UI・UXデザインを理解するスキルや知識が必要であり、また、UI・UXデザイナーはWebデザインのスキルや知識が必要になります。
UI・UXデザイナーの仕事内容
この章ではUI・UXデザイナーの仕事内容を解説します。
UI・UXデザイナーはどのような流れで仕事が進んでいくのかをしっかり理解しましょう。
UIデザイナーの仕事内容
UIデザイナーとは、WebサイトやWebアプリ、モバイルゲームなどのUI設計を担当する職業です。
Webサイトを直観的に理解して目的が達成できるように、メニューの表示内容や文字の大きさ、画像レイアウトなどを制作します。
UIをしっかりと作りこむことで、Webサイトの離脱率を下げ利益向上を望めます。
特に会員登録フォームやECサイトの購入画面など、成約につながるWebページのUIは重要です。
UIデザイナーとして、様々な競合サイトなど様々なWebサイトを確認し、UIの良さを検証していきます。また、快適な操作性を実現するためのアイデアを考えることもUIデザイナーの仕事です。
UXデザイナーの仕事内容
UXデザイナーの仕事内容は売り上げ達成も含め、サービス全体の設計を通してより良いユーザー体験を実現することです。
UXデザイナーはユーザーがストレスなくWebサイトやモバイルアプリを利用でき、かつ楽しいと感じさせる、ユーザー体験を実現させることを担当しています。
そため、UXデザイナーはユーザーへの市場調査、ブランド戦略などのような、Webマーケティングのスキルや知識が必須です。
ただし、良いUXには良いUIであることが必須ですので、UIの知識も必要になります。
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フリーランスのUI・UXデザイナーの単価相場
この章ではUI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人の単価相場について解説していきます。
UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人の月額単価相場は次のようになっています。
平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 | |
---|---|---|---|---|
UI・UXデザイナー | 65.6万円 | 65万円 | 140万円 | 20万円 |
(参照:UI・UXデザイナーのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人の平均単価は65.6万円です。最低単価20万円〜最高単価140万円まで幅広くあることがわかりました。
UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人の平均月額単価を年収に換算すると、787万円です。
年収を比較をしやすいようにUI・UXデザイナーの会社員デザイナーを見てみましょう。
会社員におけるUI・UXデザイナーの平均月収は約45.8万円であり、年収に換算すると約550万円です。
フリーランスのUI・UXデザイナーの年収の方が会社員のUI・UXデザイナーの年収と比較して約1.4倍高いことがわかりました。
フリーランスのUI・UXデザイナーの方が収入が高いため、高収入を希望しているUI・UXデザイナーはフリーランスを選択すると良いでしょう。
UI・UXデザイナーのリモートワーク案件・求人事情
この章ではUI・UXデザイナーのリモートワーク案件・求人事情について解説していきます。
まず、リモートワーク案件・求人の現状を見てみましょう。
「UI・UXデザイナー リモート」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると190件です。
UI・UXデザイナーリモートワーク案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約13%です。
ゲーム、Webサービス、広告、ECなどBtoC向けの業界においてリモートワーク案件・求人が多いです。
自社運営サイトの改修業務、SaaSサービスのUI・UXデザイン業務、ソーシャルゲームのデザイン業務などのリモートワーク案件・求人があります。
リモートワークを希望しているフリーランスのUI・UXデザイナーは自分で調べてみることをおすすめします。
今後、UI・UXデザイナーのリモートワーク案件・求人は増加していく可能性があります。
その理由として、現在世界中で蔓延しているコロナ自体の影響や、もともとWeb業界は働き方に柔軟であること、IT技術の発展によるセキュリティ面の改善、最先端技術を使用した新たなサービス立ち上げが増える可能性があることなど挙げられます。
しかし、企業によってはセキュリティ面の問題や、リモート環境を整える仕組みが出来ていない、リモートワークによって他ディレクターやデザイナーとのコミュニケーション齟齬が生じるなどの理由で常駐メインでアサインしているところも多いです。
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UI・UXデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情
この章ではUI・UXデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人事情について解説していきます。
まず、週2日・週3日フリーランス案件・求人の現状を見てみましょう。
「UI・UXデザイナー 週2日・週3日」をフリーランススタート(2021年4月時点)上で検索すると177件です。
UI・UXデザイナー週2日・週3日フリーランス案件・求人の割合を常駐フリーランス案件・求人と比較すると約12.1%です。
UI・UXデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人はゲーム、エンタメ、広告、Webサービス、ECとBtoC向けの業界に多く存在しています。
BtoBやBtoC向けサービスのUI・UXデザイン業務、ソーシャルアプリゲームのUI・UXデザイン業務、WebサイトのUI・UXデザイン業務などがあります。
週2日や週3日でも月収70万円など比較的高単価フリーランス案件・求人もあります。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして、週2日・週3日フリーランス案件・求人に参画することにより様々な業界や規模のデザイン業務に携わることができ、豊富な経験を積むことができます。
UI・UXデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人を希望しているあるいは、様々な業界でのデザイン経験を積みたいフリーランスのUI・UXデザイナーにおすすめです。
今後、UI・UXデザイナーの週2日・週3日フリーランス案件・求人は増加していく可能性があります。
増加していく理由として、Web業界はプロジェクト毎に適材人材を参画させることが多い業界であること、2018年に副業を解禁し年々推進する企業が増加していること、IT技術の発展によりセキュリティ面改善の可能性があること、雇用形態の在り方が従来のメンバーシップ型からジョブ型へ変化していることなど挙げられます。
フリーランスのUI・UXデザイナーの必要スキル
この章ではフリーランスのUI・UXデザイナーの必要スキルについて解説していきます。
フリーランスのUI・UXデザイナーとしてフリーランス案件・求人を獲得したい方は自分のスキルと照らし合わせてみてみましょう。
デザインスキルや知識
フリーランスのUI・UXデザイナーに必要なスキルはデザインスキルや知識です。
特にフリーランスのUIデザイナーはPhotoShop、Illustrator、Figma、Sketch、Adobe XDなどのデザインスキルが必須です。
また、フリーランスのUXデザイナーは必須のツールではありませんが、上記デザインスキルや知識があると業務を進めやすくなります。
UXデザイナーがサービスの細部まで設計し、他のスタッフに見せれば視覚的にアイディアを共有できるからです。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして、主流なデザインツールを習得し、最低でもクライアントの要望に沿えるようにしておくと良いでしょう。
Webマーケティングスキルや知識
フリーランスのUI・UXデザイナーに必要なスキルはWebマーケティングスキルや知識です。
UI・UXデザイナーは、SEOを意識したWebサイト設計を行ったり、Webサイト制作後もSEO対策やユーザー動向確認、サイト解析のためにGoogle Analytics、サーチコンソールなどを使用することが多くあるでしょう。
Webデザイン以外にもSEOを含むSEMの知識、Google Analyticsなどのマーケティングの知識があるとUI・UXデザイナーとして非常に希少性が高まり、高単価フリーランス案件・求人に参画しやすくなります。
その他UI・UXデザイナーとして、業界のトレンドを追うことも重要です。幅広い方面の情報をキャッチし、新しいトレンドを常に知識として蓄えておきましょう。
プログラミングスキルや知識
フリーランスのUI・UXデザイナーに必要なスキルはプログラミングスキルや知識です。
エンジニアのようにシステム開発できるレベルまでは必要ないのですが、HTML/CSS、JavaScript、jQueryなどのプログラミング言語スキルや知識を持ちましょう。
共有の知識を持っていることにより、ディレクター、エンジニア、Webデザイナーとのすり合わせがスムーズになり、実現の難しい機能などを理解しながらアイディアを練れます。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして、自分の知識の幅を広げるという意味でプログラミングスキルや知識を身に付けてみましょう。
コミュニケーションスキル
フリーランスのUI・UXデザイナーに必要なスキルはコミュニケーションスキルです。
フリーランスのUI・UXデザイナーに限った話ではありませんが、クリエイティブ職種にはコミュニケーションスキルも必要とされます。
クライアントのニーズを正確に汲み取り、デザイン制作や進捗報告を円滑な行うため、クライアントやディレクターなどとコミュニケーションをとることが多いです。
つまりフリーランスのUI・UXデザイナーとして「相手の希望を引き出す力」や「イメージを具体化して提案する力」が要求されています。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして、コミュニケーションスキルを習得し、より高単価フリーランス案件・求人に参画できるようにしましょう。
コロナの影響によりリモートワークやテレワークが推奨されている中、フリーランスエンジニアは人気の高い職業です。 実際にフリーランスエンジニアへの転職を考えた際に「エンジニアはフリーランスで活躍できるのか」「フリーランスエンジニアとして案[…]
フリーランスのUI・UXデザイナーは未経験でもなれる?
この章ではフリーランスのUI・UXデザイナーは未経験でもなれるのかどうかについて解説していきます。
未経験でも以下2種類に分けらます。
・UI・UXデザイナーは未経験だが、デザインツール使用経験やデザインの実務経験がある
・IT/Web業界は未経験でかつフリーランスのUI・UXデザイナーに挑戦する
まず、UI・UXデザイナーは未経験だがデザインツール使用経験やデザインの実務経験がある場合、フリーランスのUI・UXデザイナーとしてUI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人に参画することは可能でしょう。
PhotoShopやIllustratorなどデザインツール使用経験やデザイン制作の実務経験があれば参画可能なフリーランス案件・求人も多く、UI・UXデザイナー未経験でも参画出来る可能性はあります。
次にIT/Web業界は未経験でかつフリーランスのUI・UXデザイナーに挑戦する場合、非常に厳しいでしょう。
UI・UXデザイナーのフリーランス求人・案件の場合、即戦力のUI・UXデザイナーまたは、ある程度のデザインスキルや知識、HTML/CSS、JavaScript、jQueryなどのプログラミング言語スキルを持っているUI・UXデザイナーのアサインを希望しています。
IT/Web業界未経験からフリーランスのUI・UXデザイナーへの独立を検討している方は、以下の行動をまず考えてみましょう。
・UI・UXデザイナーになるためデザインに特化したスクール/オンライン学習サービスでデザインスキルを習得する
・正社員や契約社員として2~3年ほどUI・UXデザイナーを含むデザイナー経験を積む
プログラミングスクールやオンライン学習サービスを活用する方は、「UI・UXデザイン スクール おすすめ」や「UI・UXデザイン オンライン学習サービス おすすめ」などを検索すると良いでしょう。
なお、IT業界未経験かつUI・UXデザイナーとして、正社員や契約社員を検討している方は、正社員や契約社員のデザイナー案件を探すことが出来る大手求人サイトや転職サイト、IT/Web業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。
フリーランスのUI・UXデザイナーは資格ある方が良い?
フリーランスのUI・UXデザイナーに資格はある方が良いですが、必須ではありません。
特にフリーランス未経験者やUI・UXデザイナーの実務経験が浅い人にとって、資格取得のために身につけたノウハウやスキルは非常に役立ちます。
また、資格そのものがデザインやマーケティングスキルの証明になるので、フリーランス案件・求人が受注しやすくなるでしょう。
【UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人を獲得しやすくなるおすすめの資格】
・人間中心設計(HCD)専門家 資格認定制度
・アドビ認定エキスパート(ACE)
・Illustratorクリエイター能力認定試験
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・ウェブデザイン技能検定(国家資格)
・IMA検定
デザインやマーケティング関連の資格を取得することで、知識を証明することは可能です。
しかし、フリーランスのUI・UXデザイナーとして重要視すべきことは、UI・UXデザイナーの実務経験や実績、デザインツールの知識、プログラミング言語スキルや知識を保有していることです。
そのためUI・UXデザイナーの資格は時間的に余裕がある方におすすめします。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして実務未経験の場合、まず実務経験を積み実績を作ることに注力しましょう。
UI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人獲得方法
この章ではUI・UXデザイナーのフリーランス案件・求人獲得方法について解説します。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして効率良くフリーランス案件・求人を獲得できるように参考にしてください。
フリーランスエージェントの活用
SNSで捜索
知人からの案件・求人紹介
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスエージェントの活用
フリーランスのUI・UXデザイナーは、フリーランスエージェントを活用することによりフリーランス案件・求人を効率良く獲得できます。
フリーランスエージェントはフリーランスのUI・UXデザイナーが希望するフリーランス案件・求人の紹介以外にも、契約や税金関連のサポート、福利厚生、勉強会/交流会など手厚いサポートが魅力的です。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして、経験が浅い方から経験豊富な方までフリーランスエージェントを活用してみることをおすすめします。
SNSで捜索
フリーランスのUI・UXデザイナーは、SNSを活用しフリーランス案件・求人獲得できます。
近年では、FacebookやTwitterなど、SNSを活用し企業が直接案件・求人を出しています。
SNSで獲得した案件・求人は仲介業者を挟まない直接契約であるため高い報酬が望めたり、柔軟なスケジュール交渉を行えるなどの特長もあります。
しかし、自分で契約やマネジメントを行う必要がありフリーランス経験の浅いフリーランスのUI・UXデザイナーにはあまりおすすめできません。
知人からのフリーランス案件・求人紹介
フリーランスのUI・UXデザイナーは、知人経由でフリーランス案件・求人を獲得出来ます。
元々UI・UXデザイナーうやWebデザイナーとして働いていた方の場合、前職の上司や同僚、同僚の知人などIT/Web業界にコネがあることも多いため、そこからフリーランス案件・求人に繋がりやすいです。
知人からの紹介のため仲介料が発生することは少なく、比較的高単価でのフリーランス案件・求人が受注できるでしょう。
しかし、UI・UXデザイナーなどのWeb業界の知人が少ない場合や前職は別業種でIT/WebWeb業界のコネクションがない場合、紹介してもうことが難しいためIT/Web業界未経験者の方にはおすすめできません。
クラウドソーシングサービスの活用
フリーランスのUI・UXデザイナーは、クラウドソーシングサービスを活用することにより案件・求人獲得できます。
最近ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサイトやSKIMA、99designs、Skillots(スキロッツ)などクリエイターに特化したクラウドソーシングサービスも多く存在しており、利用者も増加傾向にあります。
クラウドソーシングサイトのメリットとしては手軽に案件・求人が探せることや契約周りなどの手続きが不要であることが挙げられます。
しかし、フリーランス案件・求人数はフリーランスエージェントよりも少なく、単価の低い案件・求人も多数あります。また報酬の中から仲介手数料が引かれるため、受け取れる報酬額は低いものが多いでしょう。
UI・UXデザイナー経験が浅い方やUI・UXデザイナーの実績を作りたい方におすすめです。
フリーランスのUI・UXデザイナーの将来はどうなの?
この章ではフリーランスのUI・UXデザイナーの将来性について解説します。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして続けていくべきなのか、フリーランスのUI・UXデザイナーを続けて問題ないのか、フリーランスのUI・UXデザイナーの将来性を見極めていきましょう。
UI・UXデザイナーのニーズは今後も安泰する可能性が高いです。
ここ十数年で、人々の生活様式は数十年前と比較し多様化してきました。
同様にモノやサービスの消費様式も多様化し、サブスクリプションが一般的になり、またユーザーに合わせてカスタマイズ可能になりました。
そのため、ユーザー目線でシステムやサービスを開発することが大切です。
例えば、サブスクリプション市場をみてみましょう。
2021年4月株式会社矢野経済研究所は2020年度のサブスクリプションサービス国内市場規模の調査を発表しています。
同調査によると2020年度サブスクリプションサービス国内市場規模はエンドユーザー支払額ベースで、前年度比28.3%増の8,759億6,000万円。2021年度は同13.8%増の9,965億円との予測です。
コロナ禍で様々な行動が制限される中、新規ユーザーがサービス登録だけでなく、実際にサービスを体験できる点がユーザー数を大幅に拡大させているのでしょう。
上記は一例ですが、ユーザーのニーズに合わせてモノやサービスを提供する市場規模が年々増加していることがわかります。
つまり、ユーザーのニーズをもとにモノやサービスをデザインするUI/UXデザイナーは、IT市場が拡大するにつれて、需要が高まるでしょう。
その他、最先端技術の発展によりIT市場が拡大しており、UI・UXデザイナーを含むIT人材が現時点で不足している点もフリーランスのUI・UXデザイナーのニーズが高まる理由として挙げられるでしょう。
まとめ
今回は、UI・UXデザイナーに焦点を当て、フリーランスのUI・UXデザイナーの案件・求人事情、単価相場、必要スキル、未経験からフリーランスへの独立方法、将来性など様々な観点から詳しく解説しました。
フリーランスのUI・UXデザイナーはゲーム、エンタメ、Webサービス、広告、EC、銀行/保険/証券、医療/福祉など比較的BtoC色の強い業界で活躍出来ます。
フリーランスのUI・UXデザイナーの需要は現状安定しており、今後増加していくでしょう。
フリーランスのUI・UXデザイナーとして企業に重宝される秘訣はデザインスキルや知識、Webマーケティングスキルや知識、プログラミングスキルや知識、コミュニケーションスキルを身に付けることです。
時代と共に新しく開発されるデザインスキルやITサービスなど日々変化しているIT/Web業界で活躍していくため、常に情報のアップデートや取捨選択を行っていきましょう。
本記事が多くのフリーランスのUI・UXデザイナーやUI・UXデザイナーに興味のある方にとって、お役に立てましたら幸いです。